[2.16 富士ゼロックススーパー杯 川崎F1-0浦和 埼玉]

　スターティングメンバ―に名を連ねた浦和レッズMFエヴェルトンだったが、わずか45分間でピッチを後にした。

　MF青木拓矢が欠場した影響もあって、この日は3-5-2のアンカーの位置に入ったエヴェルトン。最終ラインからボールを呼び込むが、川崎Fのプレッシャーにも苦しめられて効果的な配球ができず。守備でも後手に回る場面が目立ち、「中盤を安定させるため」(オズワルド・オリヴェイラ監督)と前半だけでの交代を命じられた。

「しっかりと奪った後に落ち着き、相手が押し上げたスペースに対して抜け出すことや、そこを突くことを意識していたが残念ながら危険な抜け出しはあまりできなかった」

　この日のチケットは完売。埼玉スタジアムには5万2587人もの観衆が詰めかけた。「サポーターの素晴らしい雰囲気の中でプレーさせてもらったけど、残念ながら彼らが期待するものをしっかりとピッチの中で見せることができずに本当に残念に思う」とファン・サポーターに白星を届けられずに悔しさを滲ませた。

(取材・文　折戸岳彦)

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