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[MOM2806]大分MF菊地孔明(2年)_2G1A!ネイマール参考に、強弱つけたパス、ドリブルも光る

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大分高の10番MF菊地孔明は2ゴール1アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.17 九州高校新人大会予選リーグ第3節 大分高 4-0 那覇西高 大津町運動公園球技場]

 憧れの存在はブラジル代表FWネイマール。大分高の10番MF菊地孔明(2年)が2得点1アシストの活躍でチームを勝利へと導いた。

 選手権ではワイドトップを務めるなどFWでのプレーも可能な菊地だが、現在は「自信はあります」というテクニックをインサイドハーフのポジションで活用している。

 パス、ドリブルにも強弱をつけることができ、自分の特長をチームの中で活かしている。この試合では決定力も発揮。前半6分に先制点を決めた菊地は、後半14分にもボール奪取から一気に左中間のスペースへドリブルで持ち上がり、巧みな切り返しから右足で2点目を決めた。

「ネイマールが好きなんですけども。強弱があるのでお手本にしている。相手も取りづらいと思うし、自分もやりやすい」。身長は168cmと大柄ではない。その中で本人が「中盤でいなした方が良い」と語り、小野正和監督も「中の方が面白いと思います」と評する中盤のポジションで相手に身体を当てられずにいなし、決定力も見せつけた。

 選手権では2試合にフル出場し、1得点。そこで感じた課題がある。「相手のプレスとか速くてそれに全然慣れていなくて全然思うようなプレーができなかった。そこに慣れること。目標はプロになりたいので、スピードに慣れていきたい」。昨年、大分にはMF山口卓己(3年)という隠れた名手がいた。今年の10番も好選手。その菊地は上のステージで勝負するため、より速いプレッシャーの中でもできることを示す。

(取材・文 吉田太郎)

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