ベティスのキケ・セティエン監督が、アラベスにローン移籍中のMF乾貴士について言及した。スペイン『マルカ』が伝えている。

　今季フリーでベティスへと加入した乾。大きな期待を背負っていたが、セティエン監督のチームにフィットすることはできず。リーガでは8試合の出場に留まり、冬の移籍市場でアラベスへのローン移籍を選択することとなった。

　そんな中、17日の第24節では両者が対戦することに。セティエン監督は、試合前の会見で乾について言及している。

「本当のところ、イヌイは少し残念だった。実際のところ、うまくはいかなかったからね。だが、彼は多くのことを上手にこなし、驚くべきコミットメントや態度を持っていたので非常に満足していた」

「問題は、彼が必要とするフィニッシュの部分だった。彼にゴールやアシストの役割を与えてはいない。多くの問題を引き起こしてくれたが、ゴールやアシストが評価されるのが現実だ。だが、彼の振る舞いは並外れたものだったよ」

　そして、移籍について言及。アジアカップ2019のために離脱したことは問題ではなかったとし、「拒否することもできたが、彼は去ることを望んだ」と明かした。アラベスへのローンは買い取りオプションがついていないため、半年後にはベティスへと戻ることになるが、セティエン監督は来季ベティスでプレーすることを除外していないようだ。

「復帰への扉は閉めていない。見てみよう。結局のところ、物事は大きく変わる。うまくいくことを望んでいるよ。明日以外でね」

「彼は素晴らしいプレーヤーであり、他のローン中の選手と同様にベティスへと戻ってくるチャンスがある。もしここで得てきたもの以上のことを見せることができれば、復帰することができる」

　アラベス初出場となった第23節のレバンテ戦ではフル出場を果たし、多くの称賛を集めた乾。古巣との一戦では、セティエン監督の前で輝きを放つことができるのだろうか。

---

●海外組ガイド
●リーガ・エスパニョーラ2018-19特集
●柴崎、乾の試合も!!“初月無料”DAZNでライブ配信中