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7人で20失点のプロピアチェンツァ、イタリア3部からの除外が決定

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 イタリアのセリエC(3部)を統括するレガ・プロは18日、プロピアチェンツァをセリエCから正式に除外することを決定した。深刻な財政難に陥っている同クラブは直近の試合も7人で行い、0-20で大敗を喫していた。

 セリエCのグループAに所属するプロピアチェンツァは深刻な財政難のため、今季開幕時点で勝ち点8を剥奪されていた。さらに昨年8月以降は選手たちへの給料未払いが恒常化。没収試合になることも多くなっていた。

 17日にはリーグ戦でクーネオと対戦。しかし、集まったメンバーは7人でそのうち6人は10代の選手。監督不在により19歳の主将ニコラ・シリグリアーノが代役を務めながらプレーをしたものの、試合は0-20という“グロテスク”なスコアになった。

 レガ・プロは17日の段階で声明を発表。「公平さとスポーツへの忠誠に関する基本原則が受け入れがたい形で侵害された」とプロピアチェンツァに言及し、制裁を科す姿勢をみせていた。そして18日、プロピアチェンツァの正式なセリエC除外が決定となった。

 除外の理由について、「彼らには改善する機会を与えたものの、それを行わなかった」と語り、財政危機に対する緊急措置の期限切れまでの期間で改善できなかったことを明かしている。

 除外に関する発表では17日の試合についても触れており、「7人の選手をグロテスクな状況に身を置くようにしてしまったこと、さらに(数的不利な状況で)身体的な安全を脅かしたことは考えられないことであり、まったく不運な出来事だ」と厳しく批判している。

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