フランクフルトは21日に行われるUEFAヨーロッパリーグ(EL)でシャフタールをホームに迎える。元日本代表MF長谷部誠がこの試合でボランチでプレーする可能性が浮上するも、アディ・ヒュッター監督とともに前日会見に臨んだ本人は明言を避けた。

　シャフタールとの第1戦は2-2で引き分けたフランクフルト。離脱中のMFルカス・トッロに続き、MFセバスティアン・ローデやMFジェルソン・フェルナンデスといった中盤の選手たちも負傷しているため、現地ではセカンドレグで長谷部が本職の位置に復帰する可能性が注目されている。

　そして、20日の記者会見でも取材陣から長谷部の起用法に関する質問が飛んでいる。ヒュッター監督は「マコトは万能なプレーヤー。彼はどのポジションでもプレーできる。豊富な経験の持ち主だからね」と返答。これ以上は話さなかったものの、同選手が久々にボランチでプレーする可能性をほのめかしている。

　一方、本人は「明日に関してはプレーするのかすら知らされていませんからね。だから(ポジションについては)何とも言えません」とコメントすると、監督が横から「彼はプレーするよ」と“ツッコミ”を入れて笑いを誘う。それでも長谷部は「常に準備ができていなければいけません。僕は経験がある方の選手なので、安定したプレーを見せることが自分の仕事と考えています」と続けた。

　そして、再びシャフタール戦でのポジションについて問われると、「6番のポジションはジェルソン・フェルナンデスやセバスティアン・ローデが良いプレーを見せてくれました。でも明日に関して(監督が)どう決めるのかは分かりません」とあらためて言及。「とにかくこれについてはあまり話したくないですね(笑)」と苦笑しながら明言を避けた。

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