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[新人戦]宮崎日大は2年連続九州4位。強豪から学んだ部分、3月完成の人工芝Gも力に今年こそ全国へ

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宮崎日大高CB田崎常慈主将は大会を通して好守を見せていた

[2.19 九州高校新人大会3位決定戦 筑陽学園高 2-0 宮崎日大高 大津町運動公園球技場]

 宮崎日大高(宮崎1)は0-0の後半14分にセットプレーから失点。その後に訪れたビッグチャンスをものにすることができず、0-2で敗れた。

 1年時から先発を務めるCB田崎常慈主将(2年)は「守り切れるところで守り切れなくて、決め切るところで決め切れなくて、主導権を握れなかったことが敗因だと思っています」とコメント。予測力やカバーリングに自信を持つ田崎やCB上田魁人(2年)を中心に安定した守りも見せていたが、いずれもセットプレーで2失点したことを主将は反省していた。

 今大会はけが人もいてベストではない中、大分1位の大分高や佐賀1位の佐賀学園高、鹿児島2位の出水中央高を破り、2年連続で九州4位。そして、予選リーグでは東福岡高(福岡1)、準決勝では大津高(熊本2)というプレミアリーグ勢に対して接戦を演じた。特に準決勝の大津戦では立ち上がり5分の2失点で敗れたが、押し返して決定的なシーンも作る展開。南光太監督は結果に繋げられなかったことを残念がっていたものの、強豪から肌で学び、自信を得た部分があったことも確かだ。

 昨年は新人戦、インターハイ予選、選手権予選でいずれも準優勝。悲願の全国出場まであと一歩にまで迫っているが、壁を破ることができていない。田崎は「負けたけれどヒガシとか大津とか全国レベルの強豪と試合を経験して、見習う部分がたくさんあったので盗んで総体に活かしていきたい」と強豪から得た部分を結果に繋げる考えだ。3月には人工芝2面の練習場が完成予定。九州大会で強豪から学んだことや向上する環境面を活かして宮崎を勝ち抜くチームになる。

 田崎は「今年こそは絶対に全国出れるように。人工芝にもなりましたし、日々の練習から『日常が本番だ』と言われているので、一日一日を試合だと思って大切にして、練習して積み重ねて、絶対に全国に行けるように頑張りたいです」。日常から本気で取り組み、今年こそ、歴史を変えて全国出場を果たす。

(取材・文 吉田太郎)

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