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尚志の新守護神・鈴木「背中が大きく見えた」先輩たちを超えて日本一へ

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尚志高の新守護神、GK鈴木康洋

 18年度選手権でベスト4へ進出した尚志高(福島)の新チームがスタートしている。GK鈴木康洋(2年)は選手権1回戦で“PK戦要員”として後半終了間際から出場し、PK戦で見事に2人目をストップ。チームを勢いづけた。シュートストップと空中戦の強さを武器に、新チームの守護神を務める鈴木に、選手権の感想や今年の意気込みについて聞いた。

―選手権振り返って。1回戦では交代出場してPK戦で活躍したが、どのような大会だった?
「PKの場面で出させてもらって、自分の中では『絶対にチームを勝たせるんだ』という気持ちでピッチに入って、あのような結果が出せて良かったと思っています」

―もっと試合に出たい、という気持ちが強かったかな?
「実力的には(先輩の)森本選手の方が上で、自分はまだまだだった」

―先輩たちの戦いはどのように映った?
「凄く背中が大きく見えました」

―優勝候補を倒して、倒しての勝ち上がりだった。
「自分たちのブロックは凄く強豪校ばかりで、そういう相手に勝つっていうのは尚志高校のこの先においても大きいと思う」

―昨年できなかった「最後、ロッカールームを笑って出る」。今年はその目標への再挑戦。
「この悔しさをバネにして、先輩たちを越えて、優勝を目指していきたい」

―その中で今年、自分はどのような存在になりたい?
「チームを勝たせるプレー、それに繋がるようなプレーをしていきたいです」

―新人戦(東北3位)のプレーについては?
「あまり良くなかったですね。セットプレーで同じ失点をしちゃったので」

―最後、チームを救うシュートセーブもあったが?
「それくらいですね……」

―自分の強みは?
「シュートストップだったり、空中戦も本当は強いんですけれども……新人戦で悔しい思いをしたので、そういうところを見てもらいたいです。(東北大会は前のボールに)全然出れなくて、自分でも『何でだろう』と。空中戦は自信があるので悔しかったですね」

―現在の課題は?
「指示だったり、そこはまだ出来ていない部分。チームを盛り上げていくだったり、チームを引っ張っていくという部分が全然出せていないと思っている」

―憧れの選手は?
「テア・シュテーゲン選手ですね。反応とかシュートストップが凄いです」

―2年生で全国を経験した選手が少ない。今年はリーダーにもならなければならない
「2年生が全然試合に出ていないので、でも最後は2年生が全員出て全国制覇したいですね」

―ベスト4を越えて優勝するために必要な部分は何だと思う?
「やっぱり気持ちですね。人間性だったりそういうところも必要」

―今年はどのような活躍をしたい?
「自分がビッグセーブしてチームを助けて、インターハイとプレミアと選手権の3冠目指したいです」

―青森山田のGK飯田選手のような活躍を。
「あれを越えていきたいですね」

(取材・文 吉田太郎)

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