アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長は、ユベントスのクリスティアーノ・ロナウドの発言に反撃した。

　20日のアトレティコ・マドリーが2-0で勝利したUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)後、ロナウドは「僕はチャンピオンズを5つ持っているけど、アトレティはゼロだ。まあ見てみようじゃないか」と対戦相手を挑発。さらに、試合中にも五本指を開いて自身のCL獲得数を誇示した後、その手をグーにしてアトレティコ・マドリーを揶揄するジェスチャーを行っていた。

　アトレティコ・マドリーの宿敵レアル・マドリーで長年活躍してきたロナウドの挑発行為に、セレソ会長は黙っていられるはずもない。この一戦の翌日にスペイン『Radio CRC』で反撃し、マドリーダービーとなった2013-14シーズンと2015-16シーズンの決勝を含むべきではないと主張した。

「クリスティアーノ・ロナウドは5度のチャンピオンズリーグを制してはいない。3つだけだ。残りの2つはアトレティコを相手としたファイナルで、彼が本当に勝ち取ったわけではない。その2つのファイナルで誰が勝者だったかって?それは今度のインタビューで君に教えるよ」

　また、この試合でディエゴ・シメオネ監督はアルバロ・モラタがネットを揺らした場面(ゴール取り消し)で股間を強調するセレブレーションを敢行し、さらに試合後には「私たちは大きなタマを持っている」と発言するなど注目を集めている。同指揮官のパフォーマンスについてもセレソ会長は口を開いた。

「少しばかりタイトな結果ではあったが、最高の試合だった。彼のジェスチャーは気持ちが最高潮に達したものだ。私には十分に理解できるから彼を非難することはない」

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