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デル・ピエロ氏が考えるユベントスがアトレティコに屈したワケ…ピルロ氏も古巣に辛辣

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アレッサンドロ・デル・ピエロ氏が古巣ユーベを語る

 元イタリア代表のレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、イタリアメディア『スカイスポーツ』に応じ、20日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のアトレティコ・マドリーユベントス戦を分析した。

 デル・ピエロ氏の古巣であるユベントスは20日、CL決勝トーナメント1回戦アトレティコ戦のファーストレグに挑んだ。昨夏にFWクリスティアーノ・ロナウドをレアル・マドリーから獲得し、今年の欧州CL制覇を狙うユーベだが、敵地ワンダ・メトロポリターノにおいて0-2で敗れ、準々決勝進出が厳しくなった。デル・ピエロ氏は、自身の見解を示した。

「アトレティコ対ユベントス戦を解釈するカギはインテンシティだと思う。スペインのクラブはCL決勝のつもりで試合を戦っていたが、ユベントスは“研究している”ようだった。だからユベントスが試合に入れていないような印象を与えたのだと考える。だがこれではアトレティコに食われてしまう。守備から攻撃に至るまであらゆる場面で2チームのインテンシティに隔たりがあった」

「アトレティコはCLのリズムで試合をしていたが、ユベントスはボール回しにしても注意力や動きに関してもやや低調だった。ユベントスはセットプレーで2失点している。セットプレーは万全のはずだったが、予測不能なボールが違いを作り、アトレティコの得点につながった。ジエゴ・コスタや(アントワーヌ)グリエーズマンに訪れたチャンスもセカンドボールから生まれている。ユーベの選手は細かい部分とインテンシティにおいて低調だった。アトレティコ相手にワンダ・メトロポリターノでこんなプレーをすれば、75分間は持ちこたえるかもしれないが、その後2失点し、突破が厳しくなる」

 同じく元イタリア代表でユベントスでのプレー経験を持つアンドレア・ピルロも古巣の戦いぶりに苦言を呈している。

「大きな目標のために戦えば、プレッシャーがあるのは当然だ。ユベントスの選手であるならそのプレッシャーに耐え、試合で全力を尽くさなければならない。だが今回、それが見えなかった。パーソナリティがなく、積極的に仕掛けたり、何かを生み出そうとしたりする姿勢がほとんどなかった。ただ待ち構えて、遅かれ早かれゴールは生まれると時間が流れるのを待っているようだった」

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