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[デフフットサルアジア予選]女子日本代表が全勝優勝。11月のワールドカップ切符を獲得

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男子よりひと足早く優勝を決めた女子日本代表

11月にスイスで行われるデフフットサルワールドカップ(W杯)の予選を兼ねたアジア太平洋ろう者フットサル選手権(タイ)に出場中の女子日本代表が23日、グループリーグ第4戦で中国代表に12‐0と圧倒し、4戦全勝で優勝。3大会連続のW杯出場を決めた。
 
 前回W杯に引き続き、女子日本代表の山本典城監督は声を上ずらせることもなく、大会を冷静に総括した。

「4年前のW杯終わってから、目標を世界一に定めてずっとやってきた。しっかり勝って帰ることが目標だったので優勝の形で終えられたので少しほっとしています」

 22日のタイ代表に1失点した以外は無失点。タイ戦以外はすべて2ケタ得点と力に開きがあった。山本監督は点をとったこと以上に、ゴールを決めた瞬間の各選手のポジショニングにもチェックの目を光らせきた。すべてはW杯本番の難敵相手にも通用するかどうかを念頭に置いてきた。

 世界一になるためには、W杯2連覇中のロシアや欧州予選を制したポーランドやスペイン、イングランドの欧州勢、ブラジルあたりがライバルになる。

「前回のW杯が終わってから、今回まで明らかに活動の仕方を変えてきました。前回W杯までは合宿は3か月に1度。集まれない人もいたましたが、今回のW杯にむけては選手の集まりがいい。日本に帰ったら、代表合宿は毎月やる予定です。チームとして集まる回数を増やすことは絶対的に必要ですから」

 予選4試合で5点決めた中島梨栄と4点決めた一色麻衣はともに小さな子供を抱えるママさんプレーヤー。それでも合宿を含めた代表活動は可能な限り、参加する意向を示している。11月、スイスで大和なでしこの意地と誇りを見せてくるつもりだ。

【女子大会スケジュール】
17日〇26‐0インドネシア代表
18日〇38‐0ネパール代表
22日○6-1タイ代表
23日○12-0中国
【注】総当たり戦は勝ち点制で争われ、勝利3、引き分け1、負け0点。
日本、タイ、インドネシア、中国がW杯に出場

▼デフフットサル女子日本代表最終メンバーはこちら

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