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大宮25歳DF山越康平、先発抜擢に応える“ドゥドゥ封じ”「無失点は最低限のノルマ」

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無失点に貢献した大宮DF山越康平

[2.24 J2第1節 大宮0-0甲府 NACK]

 スタメン起用に応える好守備で好スタートを切った。今季、3バックを採用する大宮アルディージャ高木琢也監督は開幕戦で最終ラインに25歳、プロ4年目のDF山越康平を抜擢した。

「相手の強力なFWを潰せるのが僕の強み。しっかり相手を抑えることを意識しました」。3バックの右に入り、1対1で強さを発揮。正確な対応でFWドゥドゥの突破を防ぎ、体を張って相手の攻撃を跳ね返した。3バックは自身初。4バックのチームでセンターバックを務めてきたが、「自分としてはより生きるポジション」と新境地を前向きに捉えている。

 ビルドアップの場面でも左アウトサイドのDF中村太亮にロングフィードを入れ、昨年までとは異なる色を見せた。「斜めのパスやファンマへの楔のボールが監督に要求されている」。オフシーズンに積み上げた成果を発揮し、アピールに成功した。

「昨シーズンは個人的にも悔しい思いをした。今年は気持ちを入れ直して取り組んできた」。2018年は開幕先発からキャリア最多の25試合に出場。もっとも、昨年7月にDF畑尾大翔が加入すると、シーズン終盤は出場機会を失い、チームも1年でのJ1復帰を逃した。

 新体制で迎えた開幕戦はスコアレスドローに終わり、頼もしいディフェンスで無失点に貢献。「ゼロで抑えられたのは最低限のノルマだった」と手応えをつかみ、「このパフォーマンスを続けていかないといけない」と決意をにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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