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“主将剥奪”のイカルディが沈黙破る…「僕に対するリスペクトや愛はあるのか」

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マウロ・イカルディが沈黙を破る

 インテルに所属するアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(25)が沈黙を破った。スペイン『アス』が報じている。

 2013年7月にサンプドリアから加入したイカルディは、2014-15シーズン、2017-18シーズンにセリエA得点王に輝くなどインテルのエースストライカーとして君臨。ここまで公式戦210試合122得点を記録し、2015-16シーズンからキャプテンを務めていた。

 しかし、先月13日にインテルがシーズン途中に異例のキャプテン変更を発表。理由は契約延長交渉の難航とされているが、これに反発する形でイカルディ側も同14日のヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦第1戦・ラピド・ウィーン戦への招集を拒否し、事態は泥沼化していた。

 だが、イカルディの妻で代理人のワンダ・ナラが、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOとイタリア『メディアセット』のテレビ番組『ティキタカ』に出演し、ワンダが夫のインテル愛を強調するなど和解へ前進。マロッタCEOも「会社を運営していく上でとらなければならない決断があり、(キャプテン剥奪は)苦渋の決断だった。今回の件について近いうちに直接話し合おう。平穏を取り戻した上で、まもなく契約更新のオファーを提示するつもりだ」と語っている。

 そんな中、イカルディがついに沈黙を破った。自身のインスタグラム(@mauroicardi)を更新し、ファンやクラブに向けて長文のメッセージを送っている。内容は以下の通り。

「自分の本当の愛を示すこと、それは一番難しいんだ。さまざまなことがあったけど、僕はこのクラブに残ることを決断した。このクラブカラーへの愛のために。

 痛みを抱えながらプレーして、試合が終わってからは涙を流したこともあった。だけど、ドクターのアドバイスにも逆らって、いつもプレーすることを選んできた。なぜなら試合に出ていると、このクラブのために自分の持てる力すべてを出そうと思って、痛みを抱えていたことを忘れてしまうんだ。

 子どもたちには、勝つことは難しいけれど、インテルで勝つことは違う意味があるんだと話していた。それを感じられて理解できるのはインテルのファンだけだ。

 僕はプロサッカー選手なら拒否できないようなオファーも断ってきた。

 現時点で僕に対するリスペクトや愛があるのか、そしてインテルへの愛があるのか。こういう決断をした人たちに問いかけたい」

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