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川崎F憲剛今季初弾「イヤァオ!」披露も…内田→伊藤翔弾の鹿島とドロー決着

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川崎Fと鹿島の一戦は1-1の引き分けに終わった

[3.1 J1第2節 川崎F1-1鹿島 等々力]

 J1リーグは1日、第2節1日目を行い、川崎フロンターレはホームで鹿島アントラーズと対戦し、1-1で引き分けた。MF中村憲剛の今季初ゴールで川崎Fが先制したが、FW伊藤翔が公式戦3試合連続ゴール。ともに今季リーグ戦初勝利とはならず、痛み分けに終わった。

 川崎Fは2月23日の開幕節FC東京戦(0-0)から先発1人を変更。右サイドバックの新戦力DF馬渡和彰がDFマギーニョに代わって移籍後初先発を飾った。
 故障者が続出している鹿島は大分戦(1-2)から先発3人を変更し、負傷したDFチョン・スンヒョンに代わってDF町田浩樹が先発出場。MF遠藤康に代わってMF土居聖真が右サイドハーフで先発し、主将のDF内田篤人は今季公式戦初出場を飾った。[スタメン&布陣はコチラ]

 38歳のベテランが当時J2だった2003年から17年連続となるゴールを記録した。前半9分、FW小林悠がファウルを受け、PA左手前の位置でFKのチャンスを獲得。中村が右足で狙った鋭いキックは壁の間をぎりぎりで抜け、ゴールマウスに吸い込まれた。GKクォン・スンテは一歩も動くことが出来ず、中村は今季のゴールパフォーマンス「イヤァオ!」を初披露した。

 1点ビハインドとなった鹿島も攻撃の圧を強めると、1988年生まれのホットラインが開通した。前半21分、内田が右後方から右足で精度の高いロングフィードを供給。走り込んだ伊藤が巧みな左足トラップでおさめると、PA内左角度のない位置から右足シュートを突き刺した。

 横浜FMから新加入の伊藤は公式戦3試合連続ゴール。前半23分に鹿島はMF安部裕葵がミドルシュートでゴールを脅かせば、前半27分にはPA左からのFKをMF永木亮太が右足で蹴り込み、ファーサイドの町田がヘディングでネットを揺らした。しかし、オフサイドポジションにいた土居が相手GKへの妨害とみなされ、得点は認められなかった。

 馬渡が高い位置をとってパスワークに入り、川崎Fも前半42分にビッグチャンス。MF守田英正が絶妙なスルーパスを通し、PA右を猛然と走り込んだ馬渡がマイナスのクロス。小林が粘って落とすと、DF車屋紳太郎が決定的な左足シュートを打ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 スコアレスで突入した後半、川崎Fは2列目が並びを変え、家長が右サイドハーフ、小林が左にシフトした。立ち上がりに決定機を迎え、後半1分、中村の絶妙な縦パスを受けた小林が左からグラウンダーで折り返し、ファーサイドの馬渡が左足シュートを狙ったが、クロスバーを越えた。

 なかなかチャンスを生かせない展開が続き、川崎Fベンチが動く。後半24分、FWレアンドロ・ダミアンに代えてMF阿部浩之を投入。小林が最前線に上がり、阿部は左サイドに入った。鹿島も交代カードを切り、後半26分、安部に代えてFW山口一真が投入された。

 川崎Fは後半41分、車屋を下げてDF登里享平、馬渡を下げてFW知念慶を投入し、交代枠を使い切る。守田を右サイドバックにした4-4-2にシフトし、登里は左サイドバック、知念は前線に入った。後半アディショナルタイム2分には川崎Fが決定機を迎えたが、GKクォン・スンテがファインセーブを連発。試合は1-1の引き分けに終わった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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