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川崎F初先発の馬渡、高い位置取りで攻撃参加「パス回しに窮屈さは感じない」

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川崎Fで初先発を飾ったDF馬渡和彰

[3.1 J1第2節 川崎F1-1鹿島 等々力]

 新天地でポジションを掴み取った。今季、川崎フロンターレに加入したDF馬渡和彰が移籍後初のスタメン入り。得意の攻撃参加でチャンスに絡んだが、「良くはなかった」と自らの出来には納得がいかない表情。「鹿島のブロックを壊しにいく動きがもっとできたら良かった」と悔しさをにじませた。

 27歳の右サイドバックは序盤から高い位置を取り、積極的に縦に仕掛けた。狭いスペースでパスを通し、川崎Fのパスワークにも溶け込んだ。「みんな巧いしサポートの質もいい。パス回しに関しては窮屈さも感じていない」。ボールを失ってカウンターを招くミスもあり、後半41分に途中交代。「チームの強みとして認められるくらい、練習からやっていくしかない」と前を向いた。

 右サイドを猛然と駆け上がって鋭いクロスを入れれば、自らフィニッシュに持ち込む場面もつくった。後半1分、縦パスを受けたFW小林悠が左サイドから折り返し、ファーサイドの馬渡が左足で狙ったが、惜しくもゴール上へ。MF守田英正は「僕たちが狙っていた形。うまく右サイドを構築して右サイドから演出できた」と手応えを口にした。

 J3からJ2、J1とステップアップし、2連覇中のチャンピオンチームに新加入。途中出場で存在感を示し、先発の座をつかんだ。徳島時代、2017年にJ2でマッチアップしたDF安西幸輝(当時東京V)とJ1の舞台で“再会”。体を張って突破を止める場面もあったが、「特に意識していない。チームが勝つことだけを考えてプレーしました」と感慨に浸る気はなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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