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加入間もなく3戦連発!! エースの風格漂う鹿島FW伊藤翔「どんどん良くなる」

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同点ゴールを決めた鹿島FW伊藤翔

[3.1 J1第2節 川崎F1-1鹿島 等々力]

 これで公式戦3試合連発。横浜FMから加わった鹿島アントラーズFW伊藤翔の勢いが止まらない。「加入した当初よりボールの欲しいタイミング、出したいタイミングがわかってきているし、そこは試合や練習をやっていけばどんどん良くなる」。移籍から共に過ごした時間は長くないが、チーム全体の課題も的確に指摘し、早くも常勝軍団のエースの風格が漂っている。

 Jリーグ2連覇中の川崎フロンターレに挑んだアウェーゲーム。伊藤は0-1で迎えた前半21分、また新たな顔を新天地のサポーターに見せつけた。DF内田篤人のロングフィードに絶妙な動き出しを見せると、DF奈良竜樹を振り切ってPA内へ。浮き球を巧みなトラップで収め、そのまま冷静にゴールネットを揺らした。

「裏にボールを蹴る意思疎通ができていたので、うまくゴールにつながって良かった」。これで2月19日のAFCチャンピオンズリーグプレーオフのニューカッスル・ジェッツ戦(◯4-1)、2月23日のJ1第1節大分トリニータ戦(◯2-1)戦に続いての3戦連発。前の2試合では泥臭く詰める形だったが、今度は能力の高さを誇示するスーパーゴールだった。

 同点ゴールにより、鹿島は今季初の勝ち点1を獲得。勝利を求めていたとはいえ、開幕節で昇格組に敗れた直後、そして王者相手のアウェー戦ということを考えればまずまずの結果だ。伊藤も「相手が川崎ということで、決して綺麗なサッカーではなかったけれども、みんなしっかり戦えたということで自信になった」と振り返った。

 とはいえ、さらに質を上げられる手応えはある。「僕がポストプレーして落とした選手の次が後ろに走れなかったり、攻撃のスピードが上がらなかった」という課題には「そこは走力を上げるか、選手交代をしていくか」とチーム全体の修正にも意欲。今後はACL本戦も始まるが「自分の身体を良い状態に保てば結果がついてくる自信はある」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)

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