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瀬川が個人技で打破!柏が町田との上位候補対決を制す

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[3.2 J2第2節 柏1-0町田 三協F柏]

 柏レイソルは、2019シーズンのホーム開幕戦でFC町田ゼルビアと対戦した。昨季J1で17位の柏、J2で4位の町田、優勝を争う両チームによる一戦は、MF瀬川祐輔の決勝点で柏が勝利している。

 開幕節、敵地での山口戦(○2-1)の先発から柏は1人入れ替え、ガブリエルに代えてMF山崎亮平を右のアウトサイドに起用。中盤の形を2ボランチ+トップ下からアンカー+2インサイドハーフに変更した。
 東京Vとの“東京クラシック”を制し開幕白星(○1-0)を飾った町田は、東京V戦と同じイレブンでスタート。開幕戦で決勝点を挙げた新加入のFW富樫敬真と昨季チーム得点王のFW中島裕希が2トップに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりこそ柏が押し込んでいたが、町田が立て続けにCKを奪い形勢を逆転させる。コーナーフラッグにMF森村昂太とMF土居柊太の2人が並ぶトリックプレーで得点をうかがったが、柏守備陣に跳ね返されてしまう。

 柏は一発のパスで局面を打開。右サイドバックのDF小池龍太がハーフライン手前からDFラインの背後に絶妙なロングパスを送る。GK増田卓也がエリア外まで飛び出して対応するが、こぼれ球をひろった瀬川は増田が戻るより早くループシュートを狙う。ボールはクロスバーを直撃し、こぼれたところを山崎がヘディングで反応したが、シュートはゴールマウスをとらえることができなかった。

 コンパクトな陣形をたもち固い守備ブロックを築く町田に対し、柏はなかなかチャンスをつくることができないが、町田に多くのCKを与えながらも得点を許すことなく最初の45分を終えた。

 後半開始とともに柏は山崎を下げて193cmの長身FWオルンガを投入。3トップの中央にオルンガを配し、FWクリスティアーノを右サイドへ。小池との連係で右サイドからチャンスを増やしていく。

 カウンターから一気にゴールへ迫る町田は、後半12分、前線に人数をかけると最後は左サイドバックのDF奥山政幸が右足で狙う。ゴール左隅に向かったボールはGK中村航輔に好守でしのがれてしまった。

 迎えた22分、試合が動く。自陣ペナルティエリア内でボールを奪い返した柏は、DF菊池大介が右サイドのスペースへ大きなボールを出す。これをクリスティアーノがおさめ、左サイドの瀬川へ。瀬川はドリブルで中央に切り込むと、右足を一閃。シュートはゴール右隅に決まり、ついに均衡が破れる。

 町田は交代枠を使い切り同点を狙う。37分にはCKの流れから奥山のクロスをDF大谷尚輝がヘディングシュート。しかしこれはGK中村がパンチングで防いだ。

 追加点を狙う柏は43分、途中から左サイドバックに入ったDF古賀太陽がMF手塚康平とのワンツーで抜け出しゴール前に入れる。これを瀬川がダイレクトで合わせたが、GK増田のセーブに阻まれる。

 4分のアディショナルタイムをしのぎきった柏がホーム開幕戦で勝利。開幕2連勝を飾っている。

(取材・文 奥山典幸)

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