beacon

難敵・町田を下し開幕2連勝、柏MF大谷「強みがハッキリしている難しい試合をとれた」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.2 J2第2節 柏1-0町田 三協F柏]

 9年ぶりのJ2を戦う柏レイソルは、ホーム開幕戦でFC町田ゼルビアを1-0で下した。J2は自身3度目、MF大谷秀和はチームとしての課題を挙げながらも「勝ちながらが大事。むずかしいのは十分理解している」とJ2での2連勝に安堵の表情を浮かべた。

 前半は町田が押し込む展開が多く、CKも7本与えた。前半最初の決定機をつくったのは柏だったが、思うような戦いはできていなかった。ハーフタイムのコメントで柏のネルシーニョ監督は「このゲームに向けて準備してきたことをもっとしっかりやれ!」とコメントを出す。「まあ、(ボールを)つなげってことです(笑)」と大谷はコメントの主旨を答えてくれた。「自分たちとしてはボールを上ではなく下で動かしたかった。ボールが浮いている状況が多かった」。しかし、3トップの中央にFWオルンガを入れ、FWクリスティアーノを右にスライドさせた後半はボールの回りが向上、結果的に右サイドに開いたクリスティアーノがMF瀬川祐輔の決勝点をアシストしている。

 初戦の山口戦(○2-1)では中盤の配置を三角形にしていたが、「システムを相手に合わせた」町田戦は逆三角形で構成した。「自分(大谷)がアンカーに入りながら、(手塚)康平とヒシャ(ヒシャルジソン)が相手のボランチがセカンド(ボール)をよくひろうからひろわせないようにという意識もあった。そこはある程度2人にまかせて、自分は富樫くん(富樫敬真)と(中島)裕希が下りたり、背後に走ったりというのを気にしながらやっていた。そこの連係はスムーズだったと思う」。守備面での手応えを語った。

「自分たちの時間を増やしたかった」「相手を動かすような展開が前半からできればよかった」と課題点を見つけていた大谷。それでも、「相手の強みがすごくハッキリしている難しい試合をとれたことはよかった」と昨季J2で4位の難敵を退け、勝ち点3を積み上げた。

(取材・文 奥山典幸)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第2節1日目 スコア速報
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP