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町田はCKで仕留めきれず…責任を感じるDF深津康太

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[3.2 J2第2節 柏1-0町田 三協F柏]

 柏レイソルとは初対戦となるFC町田ゼルビア。そんな中にあってDF深津康太は名古屋所属時代の06年6月からの約半年間、期限付きで柏でプレーしていた。「スタジアムの雰囲気は相変わらずすごいなと思った。でもその雰囲気にのまれないように、僕たちは僕たちのやり方をやると徹底していた」。サポーターとピッチの距離が近い三協フロンテア柏スタジアムでのアウェー戦へ、昂ぶる気持ちを持っていた。

 前半10分過ぎからは立て続けにCKを獲得し柏を押し込む時間をつくる。コーナーフラッグにMF森村昂太とMF土居柊太が並ぶ“トリッキー”なプレーで、柏対策のひとつだった。「(柏のCKの守備が)ゾーンでくるので、一人でも多く減らしたかった」。コーナーフラッグに町田の選手が2人立つことで、柏の選手にケアをさせることが町田の狙いだった。

 この日3本目、前半13分の左CKでは大外から飛び込んだ深津にピタリと合ったが、ヘディングシュートはクロスバーを超えてしまった。「相手がゾーンで勝てると思ったし、感覚もよかったし、これならいけるなと思ったので『(自分に)全部合わせろ』と。いいボールも入ってきたので、そこで仕留めるか仕留めないか。僕の反省点だし、敗因につながっていると思う」。11本のCKを獲得したが、ゴールに結びつけることはできなかった。

 昨季はJ1昇格プレーオフ圏内の4位だったが、J1ライセンスが発行されず涙をのんだ。「僕たちの目標はJ1」と深津が言うように、今季はJ1ライセンス取得、そしてJ1昇格が目標だ。「学ぶところも多い試合。こういう試合を勝ちに持っていく、せめて引き分けに持っていくチームになりたい」。J1で優勝経験もある柏相手に得るものは大きかった。

「J1昇格するようなチームは連敗は許されない」と切り替える深津。町田の次戦は10日、ホームにモンテディオ山形を迎える。

(取材・文 奥山典幸)

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