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バルセロナ、ラキティッチ弾で敵地クラシコ制す!! 通算戦績で87年越しの逆転達成

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バルセロナMFラキティッチが決勝ゴールを沈めた

[3.2 リーガ・エスパニョーラ第26節 R・マドリー0-1バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは2日、第26節2日目で、レアル・マドリーバルセロナの『エル・クラシコ』を開催した。262回目のライバル対決はアウェーのバルセロナがMFイバン・ラキティッチの先制ゴールを守り切って1-0で勝利。通算戦績を96勝71分95敗とし、1932年以来87年ぶりに逆転を果たした。

 リーグ前半戦の対決ではバルセロナが5-1で大勝し、コパ・デル・レイ準決勝も2戦合計スコア4-1でバルセロナが決勝進出。この結果によって117年間の通算戦績がちょうど五分となり、6勝2分6敗で並んだ1932年1月以来、87年間保ってきたR・マドリーの優位が崩れるかどうかに注目が集まった。

 ホームのR・マドリーは4-3-3のシステム。GKティボー・クルトワがゴールを守り、最終ラインは右からDFダニエル・カルバハル、DFラファエル・バラン、DFセルヒオ・ラモス、DFセルヒオ・レギロンが並んだ。
 中盤アンカーにはMFカゼミーロが構え、インサイドハーフはMFルカ・モドリッチとMFトニ・クロース。ウイングはFWビニシウス・ジュニオールとFWガレス・ベイルがそれぞれ左右に入り、1トップはFWカリム・ベンゼマが務めた。

 対するバルセロナも4-3-3。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが最後尾を固め、ディフェンスラインは右からDFセルジ・ロベルト、DFジェラール・ピケ、DFクレマン・ラングレ、DFジョルディ・アルバが名を連ねた。
 中盤の底にはMFセルヒオ・ブスケツが備え、インサイドハーフはMFイバン・ラキティッチとMFアルトゥール。ウイングはFWウスマン・デンベレとFWリオネル・メッシがそれぞれ左右を務め、1トップにはFWルイス・スアレスが入った。

 先に決定機を迎えたのはアウェーのバルセロナ。前半19分、メッシの突破は相手ディフェンダーに阻まれたが、スアレスの浮き球スルーパスにメッシが再び反応すると、PA右からアウトサイドキックでループシュート。しかし、素早く寄せてきたクルトワの脇に流れしまい、枠を大きく外れていった。

 その後はR・マドリーがベイルのシュートでゴールを襲う場面もあったが、やはり先にスコアを動かしたのはバルセロナだった。前半26分、中央に絞って突破をしかけたJ・アルバを起点に、ブスケツ、メッシ、ラキティッチとつなぐと、右サイドのS・ロベルトがスルーパス。これにラキティッチが反応し、角度の小さいところからループ気味に流し込んだ。

 そのままハーフタイムを迎えると、後半の立ち上がりはR・マドリーが主導権をキープ。サイドへのロングフィードを有効活用し、ビニシウスの突破で相手を深く押し込んだ。すると後半10分、T・クロースに代わってMFフェデリコ・バルベルデを投入。直後の同11分にはビニシウスのカットインシュートがテア・シュテーゲンを強襲した。

 R・マドリーはさらに後半14分、ラキティッチのパスミスを拾ったビニシウスが敵陣PA内でフリーの状態から強烈なシュート。しかし、これはラングレが身を呈してブロック。同16分にはベイルに代わってFWマルコ・アセンシオ、同30分にはカゼミーロに代わってMFイスコを投入し、フレッシュな攻撃陣で攻勢を強めようと試みた。

 しかし、守備時はしっかり帰陣してブロックを固め、鋭いカウンターをほのめかすバルセロナを前に決定打を繰り出せず。最後までリードを守り切った首位のバルセロナが勝ち点3を積み上げ、リーガ・エスパニョーラ2連覇に向けて独走態勢をキープ。3位のR・マドリーは勝ち点12差となり、優勝戦線から大きく遠ざかった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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