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“知られざる”本田のモデルチェンジ「それが僕に今求められていること」…次節は広島と対戦へ

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ACLデビューを果たしたMF本田圭佑

[3.5 ACL第1節F組 メルボルン・V 1-3 大邱FC]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第1節が5日に行われ、MF本田圭佑の所属するメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)はホームで大邱FC(韓国)と対戦し、1-3で敗れた。先発フル出場した本田が、有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)で配信されている試合後インタビューでACL初戦を振り返るとともに、現在の自身のプレースタイルについても語っている。

 本田は昨年12月にハムストリングを負傷し、その後のリーグ戦9試合を欠場した。だが、2月10日の第18節パース・グローリー戦(1-2)で実戦復帰すると、続く第19節ウェリントン・フェニックス戦(1-1)で途中出場からPKを決め、約2か月ぶりとなる今季6点目をマーク。第20節メルボルン・シティー戦(1-1)ではアシストも記録していた。

 徐々に調子を上げて今大会を迎えた本田は、初戦の大邱FCでスタメン入りしてACLデビュー。前半29分に自身が右サイドに展開した流れからFWオラ・トイボネンの先制ゴールが生まれたが、チームは直後の同31分に同点に追いつかれる。続けて後半6分、同16分にも失点を喫し、1-3の逆転負けとなった。

 本田は相手の外国人選手の能力を認めた上で、守り切れなかったことよりも追加点を奪えなかったことを課題に挙げている。

「カウンターでやるっていうのは分かっていたんで。そこは抑えられないことも、個人的には想定していた。だからディフェンスを責めることはできないかなと」

「一方で、もう1点くらいは前半のうちに取らなければいけなかったと思っていて。僕自身もチャンスがあったから。そこで追加点を取れなかったところが、勝敗を分けたかなと思いますね。そういう意味で責任は感じています」

 次節は12日に行われ、メルボルン・ビクトリーは敵地で広島と対戦。チームは今週末にリーグ戦がなく、この一戦に向けてしっかりと準備を行える状況にある。

 本田は「代表の時にヨーロッパから日本へ戻る感覚でやればいいんですよね。いろいろ共通項はある。時差はそこまでないんで。調整の仕方を思い出しながら、いい準備をできたらなと思っています」と“日本凱旋”を見据えた。

 また、今季から新たに取り組んでいるスタイルにも言及。本田は昨年8月に加入したメルボルン・ビクトリーで自ら積極的に得点を狙うよりも、味方のチャンスを演出するプレーが目立っている。「日本の人たちはその変化を知らないので、ゴールを期待していると思います」と問われると、次のように答えた。

「得点に関しては、毎試合チャンスはあるんで、それをしっかり仕留めたい。広島戦も1本か2本はチャンスがあると思います。ただ、その他の選手にどれだけチャンスを提供できるかが、僕に今求められていること。その方がはるかに大事」

 そして次戦以降に向けて「攻守のトランジッションのところでもっと質を高めて、とにかくチャンスをクリエイトし続けたいなと思っています。もう少し増やせるかなという印象を持っているんで」と抱負を語った。

※有料メルマガのコメントは許可を得た部分を使用しています。

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