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打てども打てども…横浜FM三好「自分が決めていれば勝てた」

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シュート7本が得点に結びつかなかった横浜F・マリノスMF三好康児

[3.6 ルヴァン杯グループA第1節 横浜FM1-1札幌 ニッパツ]

 シュート7本はいずれも空砲。横浜F・マリノスMF三好康児は試合後、引き分けという結果への責任を口にした。唯一リーグ戦の先発組から起用され、多くのチャンスに絡んだものの、「自分が決めていれば勝てた。負けに等しい引き分け」とはっきりとした口調で振り返った。

 この日は昨季1年間を期限付き移籍で過ごした札幌との一戦。「もちろん対戦できてうれしいけど、試合になれば相手は意識はしない。勝つためにやった」という21歳はひときわ大きな存在感を放った。得意の突破から左右のシュートを繰り出し、PA内に走り込んでのヘディングシュートも披露。最終盤にもFKでも迫ったが、勝ち越しの1点が遠かった。

 確かに見せ場はつくった。ただ、そんなところで満足できる立場ではない。「僕のところからチャンスを作れていることもあるが、僕だけじゃなくチーム全員があっての攻撃。自分の力だけじゃない」。そう強調した三好は「逆に今日に関しては自分が決めていれば勝てたのでマイナス」と責任とまっすぐ向き合う。

「マリノスは去年、決勝まで行っているので取れるタイトル。僕はいなかったけど、経験した選手がいるので行けるだけの力はある。ただ、こういう試合に勝てないと決勝の舞台には立てない。去年勝ったチームが決勝に行けるほうが少ないと思うので、イチから積み上げないといけない」。

 そんな目標を現実のものにするためには背番号41の飛躍が欠かせない。「どの場所でボールを受けても攻撃に行けるのは自分の特長。受け手としても出し手としてもできるよう、もっと回数を増やせれば」。課題解決の答えはシンプル。決められないのならば、さらに多くのチャンスをつくっていくだけだ。

(取材・文 竹内達也)
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