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失った出場機会、そこで気付いたこと…2得点の浦和MF橋岡大樹「胸を張っていい」

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2得点を奪った浦和レッズMF橋岡大樹

[3.6 ACLグループG第1節 浦和3-0ブリーラム・U 埼玉]

 リーグ戦開幕2試合で出場機会は訪れなかった。しかし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦でスタメンでピッチに立つ機会を与えられた。燃えないわけがない。浦和レッズMF橋岡大樹は2ゴールという結果で、自身の存在価値を改めて証明した。

 3-4-2-1の右アウトサイドに入ると、持ち前の運動量で上下動を続けて攻守に奮闘。そして、ハーフタイムにDF槙野智章から「足元で止めるだけでなく前を向いてドリブルだったり、色々なアイディアを出していけ」「もっともっと自信を持ってやっていい」と言葉をかけられたことで、「自信を持っていろいろなプレーを選択肢に入れないといけない」と後半に臨むと、眩い輝きを放つことになる。

 後半5分に槙野の得点で先制して迎えた後半30分には、MF長澤和輝のシュートのこぼれ球に反応。「思い切ってやった結果。来るんじゃないかなと思って入って行ったらボールが来た。あそこに走っていることが自分の良さだと思う」と右足から蹴り出したシュートでネットを揺らし、貴重な追加点をもたらす。さらに同43分には、左サイドを切り裂いたMF汰木康也のクロスに走り込み、右足ダイレクトで合わせてゴールを陥れ、自身2点目を記録してチームを3-0の快勝へと導いた。

「何度も(オズワルド・オリヴェイラ)監督から、『ああいうところで入っていけ』『あそこがチャンスだ』と言われている。汰木選手はドリブルが得意だし、1枚はがしたときに絶対に中に来ると思った。本当に良いボールをくれたので、汰木選手に感謝したい」

 2月16日のゼロックス杯ではスターティングメンバ―に名を連ねたが、後半21分に途中交代を命じられた。その後のリーグ戦では2試合出場がなく、「とても悔しかった」と唇を噛んだが、本人は良い機会だったと振り返る。

 昨季、ルーキーながらもシーズン途中からポジションを奪い取ると、年代別代表の活動でチームを離れる期間があった以外は、「正直、いくら悪いプレーをしても出してもらっていた自分がいた」と語ったように先発出場を続けた。しかし、出場機会を与えられないことで、いろいろなことに気付けたようだ。

「自分は決してうまい選手ではない。練習からしっかり1本1本取り組むことが本当に大切だと、監督やいろいろな方にも気付かせてもらった。そういうところで謙虚さを忘れてはいけない選手だと思った」

 戻ってきたピッチで2得点と輝きを放ち、「目に見える結果を出せたのは本当にうれしい。チャンスを与えられて結果を残せたことには胸を張っていいと思う」と自信を覗かせつつも、「これからも謙虚にしっかり良い準備をして、チャンスを与えられるときにまた結果を残せたらいいと思う」と来るべき出場機会に向けて謙虚に牙を研ぎ続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

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