beacon

“20年前”を思い出させる逆転劇…奇跡の男スールシャール「これがユナイテッドだ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

声援に応えたマンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナル・スールシャール監督

[3.6 欧州CL決勝T1回戦 パリSG 1-3 マンチェスター・U]

 後半アディショナルタイムの劇的逆転劇でUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝進出を決めたマンチェスター・ユナイテッド。主力の大半が負傷している中、見事な采配を見せた指揮官は試合後、「これがマン・ユナイテッドだ」とクラブの底力を誇ったようだ。イギリス『BBC』が報じている。

 パリSGとの決勝トーナメント1回戦はホームの第1戦を0-2で敗戦する苦しいスタート。アウェーで2点差を逆転したチームは史上例がなく、MFポール・ポグバの出場停止、MFアントニー・マルシャルら主力数名の負傷も重なり、まさに崖っぷちと言える状況であった。

 だが、オーレ・グンナル・スールシャール監督は諦めなかった。MFアンドレアス・ペレイラ、MFスコット・マクトミネイら若手を積極的に起用すると、勢いよく試合に入った前半2分にFWロメル・ルカクが先制ゴール。すぐに追いつかれたものの、同30分にはルカクが再び決め、アウェーゴールを積み上げた。

 前半途中にはDFエリック・バイリーが負傷し、19歳DFディオゴ・ダロトを起用するアクシデントもあった。しかし、相手攻撃にフォーメーションを変えて対応するなど我慢。終盤には17歳のFWメイソン・グリーンウッドを信じて投入し、アディショナルタイムに決まったFWマーカス・ラッシュフォードのPKで何とか逆転した。

 現地で注目されているのは終了間際の逆転劇ということ。マンチェスター・Uは1998-99年の欧州CL決勝バイエルン戦で、後半アディショナルタイムに2点を奪い、劇的な形で優勝を果たしていたが、その時に勝ち越しゴールを決めていたのが選手時代のスールシャール監督だった。

「それがこのクラブ。これがわれわれのやるべきこと。あれがマン・ユナイテッドだ」。選手、監督として奇跡の立役者となったスールシャール監督は試合後、ドラマのような一戦を振り返り、誇らしそうに語ったという。「あれがチャンピオンズリーグ。そういうものさ」。

●チャンピオンズリーグ(CL)18-19特集
●プレミアリーグ2018-19特集
●フランス・リーグアン2018-19特集
●世界最高峰の戦いを見逃すな!!“初月無料”DAZNでライブ配信中

TOP