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ブレる監督人選…レアル元会長「毎度毎度…」「問題はそこじゃない」

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2006年から2009年までレアル会長を務めたラモン・カルデロン氏

 レアル・マドリーの元会長であるラモン・カルデロン氏がクラブの監督人選に苦言を呈している。英『BBC』が伝えた。

 レアルは5日にホームで開催されたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦でアヤックスに1-4で敗れ、2戦合計3-5でベスト16敗退が決定。また、その前に行われたクラシコ2連戦でも連敗を喫していたことで、コパ・デル・レイはベスト4敗退、リーガ・エスパニョーラは首位バルセロナと勝ち点12差と、今季の無冠が濃厚となった。

 昨年10月にフレン・ロペテギ前監督の解任に伴い、Bチームからトップチームの指揮官に昇格したサンティアゴ・ソラーリ監督だが、その立場は危うくなっている。

 アルゼンチン人指揮官の進退が不透明となる中、クラブは元監督のジネディーヌ・ジダン氏の復帰を検討していたようだが、すでに断られているという。

 ジダン氏は昨年の夏、欧州CLで前人未到の3連覇を果たした5日後に監督の座を退いていた。2006年から2009年までレアルの会長を務めたカルデロン氏は、次のように説明している。

「(フロレンティーノ・ペレス)会長は今朝、ジダンに復帰をお願いした。そして断られた。ただ、6月に復帰する可能性は残されている」

 また、カルデロン氏は2010年から2013年までレアルを率い、ジダン氏と同じく復帰の可能性が報じられるジョゼ・モウリーニョ氏についても言及。彼の復帰は悪手だと、クラブへ厳しい言葉を投げかけた。

「会長にとって最初のオプションは、毎度毎度モウリーニョだ」

「だが問題はむしろ、誰がこのクラブを経営しているのかにあるんじゃないか? 彼らはジダンやモウリーニョの復帰の可能性を検討しているが、2人のサッカーに対する考え方は全く違う」

「こんな状況になってしまったのは、不安定で気まぐれな会長に責任がある。モウリーニョ復帰のオプションはあるが、私からすれば的外れもいいところだ」

 一貫性のない監督人選を批判したカルデロン氏。「ここから何をしても、今季はダメだろう。シーズン終了まで待つべきだが、シーズンが終わるまではあと3か月もある。その間、ファンから批判や怒りをぶつけられるのに耐えなければならない」と、クラブが置かれている厳しい現状を指摘した。

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