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青森山田とのプレミア開幕戦を歓迎。3ボランチテストの流経大柏が上田西との練習試合を制す

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流通経済大柏高のMF八木滉史主将は攻撃の中心に

[3.8 練習試合 流通経済大柏高 4-3 上田西高 流通経済大柏高G]

 4月の高円宮杯プレミアリーグEAST開幕へ向けて準備を進める流通経済大柏高(千葉)が8日、同校グラウンドで17年度選手権4強の上田西高(長野)と練習試合を行い、4-3で勝利した。17、18年度と2年連続で選手権準優勝の流経大柏は4月7日のプレミアリーグEAST開幕戦で青森山田高(青森)と対戦。1-3で逆転負けした今冬の選手権決勝のリベンジを目指す。

 流経大柏のMF八木滉史主将(2年)は青森山田との開幕戦を歓迎していた。「(組み合わせが決まって)気持ちが上がりました。初戦はどこも気持ちが上がると思いますけれども、それも山田。とても注目される試合になりますし、嬉しいですね。チームとして勢いが乗る試合になればいい」。現在は30人を越えるラージグループでレギュラー争いを展開中。2年生と1年生が合流したばかりでまだまだ上手くいかない部分も多いようだが、3ボランチや俊足FWの上田海波(2年)がCBとしてテストされるなど新たなチャレンジもしながら、「一番重要」と位置づけている一戦へ向けて準備を進めている。

 30分ハーフで行われた上田西戦は1本目と2本目でメンバーを全て入れ替えての戦い。前半9分にMF原田恵右(1年)の右クロスをFW森山一斗(1年)が頭で合わせて先制すると、14分には左ショートコーナーからMF大西悠介(2年)が上げたクロスにFW谷澤佳紀(1年)が飛び込んで2-0。24分にカウンターから上田西MF南澤和(2年)にサイドを破られてMF百瀬光宇(1年)にゴールを許したが、直後に藤井のパスから森山が技ありのゴールを決めて3-1で前半を終えた。

 特に印象的だったのは八木、大西、MF藤井海和(1年)によるトリプルボランチだ。昨年からのレギュラーで今年のチームリーダーである八木と身体能力の高さと右足キックの精度に注目の大西、そして選手権で高く評価されて日本高校選抜候補にも選出された藤井。いずれも一本のパスで局面を変えられる力とボール奪取力を兼ね備えた選手たちだ。

 彼らが状況判断しながらシャドーの位置に入ったり、引いたり、バランスを取りながらプレーしていた。特に八木は積極的にハイサイドのスペースへ飛び出し、ゲームメーク、ラストパスの部分でも攻撃を牽引。前日に本田裕一郎監督からアドバイスされたという3ボランチを組んで戦った試合について「(3ボランチでの対外試合は)今日が初めてだったんですけれども1回目にしては悪くない。中盤でしっかりとボールを回収できていましたし、攻撃の起点に3人がなっていて前にボールが送れていたのはありますね。今年はチームワークやパスで違いを見せていかないと勝てない。自分たち3人が相手からボールを奪って自分たちのペースにしなければ」と語っていた。

 後半10分、流経大柏は敵陣でのインターセプトからこぼれ球を拾ったMF木村聖(2年)が振り向きざまの左足シュートを決めて4-1。ただし、12分に上田西MF南澤に左足の弾丸ミドルを突き刺され、23分にも南澤にFKを直接決められてしまった。相手の力強いショートカウンターに苦しむシーンも。だが、特に1本目など今年の特長でもある流動的なパスワークで切り崩す強みも見せて勝利した。

 2年生(新3年生)の部室入り口の真上には、選手権後に発足した新チームのAチームの成績が記されている。勝利数は早くも2桁に伸ばし、敗戦は流通経済大に敗れた試合と、決定力を欠いて桐生一高に敗れた2試合。自分たちがどのような成績を残しているのか、また敗戦を忘れないことも意識しながら一年をスタートしている。公式戦初戦まであと1か月弱。青森山田戦から白星を積み重ねられるように、さらに競争しながら武器を磨き、チーム力を高める。

 (取材・文 吉田太郎)

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