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自身初の地元ダービーに意気込む宮市亮「ハンブルガーSVの酒井高徳さんは兄のような存在ですが…」

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自身初の地元ダービーに臨むFW宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は先日、クラブとの2021年までの契約延長にサイン。ドイツ紙『ビルト』でその喜びや同じ街に所在するライバルクラブ、ハンブルガーSVの元日本代表DF酒井高徳との関係などについて語った。

 2015年夏にアーセナルから加わった宮市は、ドイツでは膝の十字じん帯を断裂するなど3回の重傷を経験。離脱中だった2017年夏に今夏までの契約を結んでいたが、ここに来て同クラブとの2度目の延長に至り、2021年までとなる新契約を締結することになった。自身の負傷歴もあり、今回のクラブからの延長オファーを本人は決して当然とは考えていなかったようだ。『ビルト』では、それについて「涙がでるほど感動しましたね」とコメントし、「チームのみんなに何かを返えせると思います」とプレーを通じて感謝を告げることを誓った。

 一方で、ザンクト・パウリは10日に行われるブンデスリーガ2部第25節でハンブルガーSVをホームに迎える。「0-0で終わった前半戦の対戦ではちょうど復帰していたところでしたが、ベンチに座ったままで出番がなかったです」と “ハンブルク・ダービー”にはまだ出場したことのない宮市だが、ライバルクラブでプレーする酒井とU-21日本代表MF伊藤達哉とはよく一緒に食事に行く仲であることを明かしている。

 その中でも酒井との関係は特別のようで、「ケガしている間、ハンブルガーSVの酒井高徳さんは僕にとって兄のような存在になりました。僕の面倒をたくさん見てくれましたね」とも言及。だが、対決が近づくにあたって、「ダービーなので2週間前からお互い連絡とっていません。ピッチ上では友情は休止となります」と明かし、「彼らをやっつけなければいけません!」と自身初のダービーに向けて闘争心を燃やしている。

『ビルト』はまた、同選手が今季の試合中に記録したトップスピードは34.94km/hで、速度で言えば2部ではトップ5のうちに入っているといったデータを紹介。丘を駆け上がる練習を「まるで楽しんでいるよう」にこなしているとも伝えられるウィングは、それについて「居残ってこのような内容のメニューをやりたがるのは僕と(DF)ダニエル・ブバッラぐらいかもしれませんね。でもそれこそがスピードを上げるためにぴったりの練習ですよ」とも話した。

 なお、同紙はハンブルガーSV戦では宮市が先発出場し、“兄弟対決”の実現を予想している。

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