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[ヤングサッカーフェスティバル]U-16の部は攻守にチャレンジした静岡県が東京都撃破!

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U-16静岡県選抜が“国体前哨戦”を制した

[3.10 静岡県ヤングサッカーフェスティバルU-16の部 U-16静岡県選抜 1-0 U-16東京都選抜 草薙陸]

 第34回静岡県ヤングサッカーフェスティバルが10日に行われ、U-16の部ではU-16静岡県選抜とU-16東京都選抜が対戦。静岡がMF大氏凛洲(JFAアカデミー福島U-15)の決勝点によって1-0で勝った。

 ともに国体制覇を目標とする両チームの戦いは静岡が制した。立ち上がりは相手のスピードを警戒してやや後ろに重かった静岡を東京が押し込む。東京は判断速くボールを動かしていたMF梶浦勇輝(FC東京U-15深川)とMF{安田虎士朗}}(FC東京U-15深川)を起点とした攻撃から、左SB大迫蒼人(FC東京U-15むさし)やFW高橋安里(FC東京U-15むさし)、FW野澤零温(FC東京U-15深川)がサイド、中央のスペースに仕掛けてゴール前のシーンを作り出す。

 だが、静岡はGK福井レオナルド明(清水ジュニアユース)の飛び出しなどでピンチを凌ぐと、徐々に村下和之監督(沼津西高)の求める「積極的な守備から積極的な攻撃。みんなで一生懸命ボールを追っかけて、守備も攻撃もやろう」という姿勢が表現されていく。19分にFW辻颯人(磐田U-15)、FW杉本大雅(沼津U-18)、FW千葉寛太(清水ジュニアユース)の連係で決定機を作り出すと、直後にも千葉が抜け出しから決定的なシュート。東京はGK彼島優(FC東京U-15深川)のファインセーブで失点せずに持ちこたえていたが、静岡の勢いは止まらない。

「(憧れの選手は)岡崎慎司です。昔からです。エスパルスだったというのもあったんですけれども泥臭いプレーとかゴールに向かっていく姿勢に憧れている」という千葉を筆頭に、献身的にボールを追い回して相手のミスを誘った静岡が、良い形でボールを奪って連続攻撃。辻や右SB勝又大翔(富士市立高)がサイドの局面を打開するなど良い形で試合を進めていく。

 後半、互いにメンバーを入れ替える中、静岡が先制点を奪う。13分、交代出場GK大畑神唯(JFAアカデミー福島U-15)のキックを起点に押し返すと、前線で前を向いた千葉のスルーパスで大氏が抜け出し、GKとの1対1から右足シュートを流し込んだ。

 その後もMF熊取谷一星(浜松開誠館高)のスルーパスで千葉が抜け出すなど、2点目のチャンスを作る静岡に対し、東京も反撃。サイドの高い位置までボールを動かし、クロスへ持ち込んでいく。だが、静岡はSHやボランチの選手が献身的にプレスバックしていたほか、ゴール前でCB菊地脩太(清水ジュニアユース)やCB田端琉聖(清水ジュニアユース)が先にボールを触ってシュートを打たせない。

「みんなで走り切る」ことを最後までやり切った静岡が1-0で勝利。関東の強敵を倒し、国体予選へ向けて弾みをつけた。国体優勝23回の静岡だが、近年はタフになった全国のライバルに苦戦。ボールを支配しながらも決め切れなかったり、相手に粘られて早期敗退を喫してしまっている。

 今年も静岡は個々の技術力が高い。その中で「ボールを持てるようになれば色々なプレーができる。距離感良ければ出る良さを潰したくない」という村下監督は自分たちの良さ、“静岡らしさ”をより出させるため、タフな相手を上回るために、ボールを奪い取ること、走り切ることを妥協することなく求めていく考えだ。

 この日、最前線で献身的にボールを追い続けた千葉は、「最近、結果が出ていないけれど、自分たちで盛り返したい」と意気込み、昨年の国体を知る熊取谷は「目標は国体で優勝することなので、今はどんどん前からチャレンジすることを意識しています。(8年前に)優勝したのも同時優勝なので、それを越えることを目標にコーチも自分たちも頑張っている」と力を込めた。静岡は巧さに加えて勝ち切る強いチームになって国体の予選、本大会に臨む。


(取材・文 吉田太郎)

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