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太田宏介押しのけて開幕から先発、先制OG誘発した小川諒也「自分のゴールです」

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オウンゴールを誘発したDF小川諒也

[3.10 J1第3節 FC東京2-0鳥栖 味スタ]

 定位置をつかんだ22歳が貴重な先制点を呼び込んだ。スコアレスで迎えた試合終盤、FC東京DF小川諒也の左足シュートがオウンゴールを誘発。取材エリアでは笑顔を見せ、「自分のゴールです」と胸を張った。

 後半43分、MF東慶悟からの右クロスにゴール前でFWディエゴ・オリヴェイラ、FWジャエルが続けて競り合い、こぼれ球に反応。加速してエリア内に走り込んだ小川が左足を振り抜くと、相手DFがクリアを試みたボールがゴールマウスに吸い込まれた。

 長谷川健太監督の信頼を勝ち取り、左サイドバックに君臨していたDF太田宏介を押しのける形で開幕スタメンをつかんだ。3試合連続のフル出場。得点にも絡み、チームの開幕ダッシュに貢献しているが、自らは危機感を抱いている。

「サイドバックなのでもっと守備が安定しないと。攻撃の部分でも目に見える結果を出し続けられれば、このまま試合に出られると思う。チーム内の競争もあるのでもっともっと進化していきたい」

 前節の湘南戦(3-2)でも左足が炸裂した。「2本ともイメージした通りのボールを蹴ることができた」と、精密フィードで2ゴールを演出。今シーズンは守備を安定させることに加え、「攻撃の部分でクロスからのアシストだったり、目に見える結果が欲しい」とテーマを掲げてきた。

「オウンゴールだったけどあそこに詰めていたこと、(足を)振り切ったことに意味があると思う」。終了間際の苦しい時間帯も長谷川監督の求めるハードワークを体現した結果、生まれた先制点。「チーム全体がいい流れだったので、その時間帯に点を取れたのは評価できるかな」。チームは開幕から3試合無敗(2勝1分)と好発進を切り、自身も好調の波に乗りつつある。

(取材・文 佐藤亜希子)
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