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意地のラストプレー同点弾!! 横浜FM扇原「誰も下を向いていなかった」

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横浜F・マリノスMF扇原貴宏

[3.10 J1第3節 横浜FM2-2川崎F 日産ス]

 アディショナルタイムは終了目安の4分間が過ぎ、事実上のラストプレーだった左CK。強烈なヘディングシュートで同点劇を導いたのは、大型補強の中でレギュラーの座を失っていた27歳だった。横浜F・マリノスMF扇原貴宏は試合後、「最低限の結果を出せて良かった」と控えめに振り返った。

 昨季はリーグ戦30試合に出場していた扇原は今季、MF三好康児の獲得とMF喜田拓也の台頭に押し出される形でレギュラー落ち。ここまでルヴァン杯1試合の出場にとどまっていた。「誰もが試合に出たいし、出場機会は欲しい」。そんなMFにようやく出番が回ってきたのはリーグ戦第3節の後半30分だった。

 お互いが相手陣内に攻め合うオープンな展開の中、アンジェ・ポステコグルー監督は4-2-3-1へのシステム変更を決断。「ミスが出てきていたので、自分のところでボールを触って、シンプルにつなぐこと。その上でアグレッシブに勢いをもたらす」(扇原)役割を求められていたという。

 ところが後半43分、勝ち越しを目指していたはずの横浜FMは左サイド攻撃を受け、鋭いボールを左右に振られて失点。今季初黒星の窮地に追い込まれた。「勝ち越された場面はもったいなかったし、途中から入ったからには引き締めるべきだった」。扇原の胸にはそんな後悔もあったという。

 しかし、最後は自分のゴールで試合を仕上げた。後半アディショナルタイム5分、MF天野純の左CKに「相手のマークの前に入ることだけを考えた」と反応し、完璧にミートしたヘディングシュートでネットにズドン。「相手はマンツーマンなので、ニアのゾーンを越えればチャンスというスカウティングがあった」とチームの狙いどおりに決めてみせた。

「誰も下を向いていなかった。まだ行けると声を掛け合いながら、下を向かない姿勢があのゴールにつながった」。自慢の攻撃力で好調が続いている中で決まった、残留争いを知る男の起死回生の同点弾。まだシーズンは始まったばかり、勝負強さを見せた背番号6がレギュラー奪還へ名乗りをあげた。

(取材・文 竹内達也)
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