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停電乗り越えたレアルが逆転勝ち…バジャドリーはPK失敗&VARによる連続オフサイド響く

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2得点を挙げたFWカリム・ベンゼマ(写真中央)

[3.10 リーガ・エスパニョーラ第27節 バジャドリー1-4R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは10日、第27節を各地で行い、3位のレアル・マドリーバジャドリーに4-1で勝った。試合前には敵地のスタジアム内が停電し、暗闇でのウォーミングアップを強いられたが勝ち点3を獲得。首位バルセロナとの勝ち点差を11のままとした。

 2月27日のコパ・デル・レイ準決勝第2戦に敗れた後、3月5日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦にも敗れ、立て続けに全てのカップ戦から姿を消したR・マドリー。残るはリーグ戦だけだが、前節バルセロナとの“エル・クラシコ”敗北で首位との勝ち点差は『11』となっており、今シーズンの無冠がほぼ決定的となっている。

 そんな中で迎えた敵地での一戦、立ち上がりはホームチームが一方的に押し込んだ。バジャドリーは前半12分、ロングボールに抜け出したMFオスカル・プラノがエリア内でDFアルバロ・オドリオソラに倒されてPKを獲得。しかし同13分、MFルベン・アルカラスがこのキックを大きく外し、先制の絶好のチャンスを逃した。

 それでもバジャドリーは直後の前半13分、右サイドを駆け上がったMFケコのクロスをMFセルジ・グアルディオラがワンタッチで流し込む。ところが、ここでも物言いがついた。アルカラスからのスルーパスを受けていたケコがオフサイドポジションにいたとして、ビデオ・アシスタント・レフェリーが介入。同15分にゴールが取り消された。

 だが、なおもバジャドリーは攻め続ける。前半19分、左からのクロスを再びグアルディオラがヘディングで叩き込んだが、またしてもVARの介入でオフサイド。それでも同29分、ケコのクロスをグアルディオラが落とすと、最後はMFアヌアルがワンタッチシュート。4度目の決定機でようやく先制点を奪った。

 一方的に攻められ続けるR・マドリーはようやく目が覚めたか、ここから攻勢をスタート。すると前半34分、MFトニ・クロースの右CKをMFカゼミーロが競ると、浮き球に反応したDFナチョ・フェルナンデスがGKジョルディ・マシップのパンチミスを誘発。跳ね返りをDFラファエル・バランが決め、同点に追いついた。

 勢いに乗りたいR・マドリーは後半6分、前半にPKを与えていたオドリオソラが今後はエリア内でプラノに倒され、PKを獲得。これをFWカリム・ベンゼマが落ち着いて決め、逆転に成功した。さらに同14分、クロースの左CKからベンゼマがヘッドで流し込み、リードを2点に広げた。

 セーフティーリードを得たR・マドリーは後半35分、相手FKを妨害したカゼミーロが2枚目のイエローカードを受けて退場。1人少ない状態で戦うことになったが、同41分にはドリブルでエリア内に侵入したMFルカ・モドリッチがダメ押しゴールを決めた。最終盤には移籍の噂が絶えないDFマルセロを投入し、4-1で試合を締めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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