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本田圭佑が“凱旋”同点弾で魅せるも…渡V弾!広島がホームで意地のACL初勝利!!

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積極的にシュートを打って存在感を見せつけた本田圭佑

[3.12 ACL第2節 広島2-1メルボルン・V Eスタ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第2節で、グループFを戦うサンフレッチェ広島はホームでメルボルン・ビクトリーに2-1で勝利し、今大会初勝利をあげた。メルボルンは2連敗となった。

 ともに初戦を落として迎えたチーム同士の対戦となったが、広島は9日にC大阪とのリーグ戦を消化。中2日で迎える一戦には、5日の敵地での広州恒大戦同様に、直近リーグ戦からスタメン全員を変えて試合に臨んだ。

 一方のメルボルン・Vは初戦となったホームでの大邱FC戦に1-3で敗戦。ただし先週末に国内リーグ戦の戦いはなく、日本に乗り込んできた。注目の“凱旋マッチ”となるMF本田圭佑は右MFで先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 先制点はあっという間に決まった。前半3分、広島は右サイドをFWパトリックが力強いドリブルで突破。マイナスに折り返すと、中央にフリーで走り込んだMF東俊希が右足で合わせる。今季トップ昇格した18歳ルーキーの嬉しいプロ初ゴールで広島がスコアを動かした。

 出はなをくじかれたメルボルン。本田も積極的に前線に顔を出し、突破口を見出そうとする。しかし全体的にゴール前での精度に欠くプレーが続き、脅威になることは出来ない。前半34分のバーバルーゼスの落としから本田が左足で狙った場面も、シュートはわずかに右に外れていった。

 後半に入ると同時に広島が先に動く。先制点を決めた東に代えて、DFエミル・サロモンソンを投入する。ただ最初の決定機はメルボルン。だが本田が右サイドから中にドリブルで仕掛けてミドルを狙うが、シュートは枠上に外れていった。

 だがこの男はやはり持っていた。後半26分、メルボルンはトロイージのスルーパスで右サイドをDFストーム・ルーが抜け出す。マイナスに折り返すと、ここに走り込んだ本田がスライディングしながら左足に当てて流し込み、同点弾を決めた。

 しかし広島も粘りを見せる。後半41分、左サイドからMF柏好文が上げたクロスにニアに走り込んだFW渡大生がヘディングで合わせて再び勝ち越しに成功。ホームで意地をみせた広島が、今季ACL初勝利をあげた。

(取材・文 児玉幸洋)
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