beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

“ハンド”基準に大きな改革! IFABが変更点を詳しく公表

このエントリーをはてなブックマークに追加

アジア杯でもハンド基準に疑問が相次いでいた

 サッカーのルールを定める国際サッカー評議会(IFAB)は12日、2019-20シーズンから適用される競技規則の一部を公開し、新たに改訂された部分が判明した。最も大きな変更点はボールが手や腕に当たった際の『ハンド』の反則だ。

 ハンドは現在進行中の18-19シーズンまで、長年にわたって「手または腕を用いて意図的にボールに触れる行為」が反則とされてきた。しかし、今回の改訂でこの項目が一斉に削除。『反則』『通常は反則』『通常は反則ではない』ケースが具体的に列挙されるに至った。

▼反則
・手または腕をボールに向かって動かすなど、手または腕で意図的にボールに触れる
・手または腕でボールを触れた後、ボールが保持または操作され、相手ゴールに入るか、得点機会がつくられる
・偶然であっても手または腕に当たった後、そのままボールが相手ゴールに入る

▼通常は反則
・競技者の身体を不自然に大きく見せている手または腕にボールが触れる
・肩よりも上にある手または腕にボールが触れる

▼通常は反則ではない
・自らの頭や身体から、そのまま手または腕に当たる
・近くの相手選手の頭や身体から、そのまま手または腕に当たる
・手または腕が身体の近くにあり、不自然に身体を大きく見せていない
・倒れている状態にあり、身体を支えるために手または腕が地面と身体との間にある

 最も大きく変わったのは『反則』のケース。手や腕に当たることによって、ゴールや決定機などの利益を得た時には、ファウルが取られやすいルールとなった。資料では「フットボールは手や腕でゴールを決めることを認めない」などと説明されており、足で行うスポーツの特性を突き詰めた結果この改訂に至ったようだ。

 また、手や腕が適切な位置にある場合、避けられない距離からの跳ね返りが当たった場合、転倒時の支え手に当たった場合など、『反則ではない』要件も明確に記された。依然としてグレーゾーンは存在するが、難しい判定が下された際に理解の手がかりにはなるだろう。

 なお、今回は英語版のみリリースされたが、日本サッカー協会(JFA)が翻訳したものが後日公表される見込み。新競技規則は2019年6月1日からの施行だが、各国コンペティションでは猶予期間が与えられており、Jリーグでは毎年夏の中断期間後から新たなルールを導入している。

TOP