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C・ロナウドが圧倒的ハット!! 第1戦完敗のユーベはアトレティコに大逆転成功、CL準々決勝へ

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FWクリスティアーノ・ロナウドがハットトリック

[3.12 欧州CL決勝T1回戦 ユベントス3-0A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、決勝トーナメント1回戦第2戦の2試合を行い、アリアンツ・スタジアムではユベントス(イタリア)とアトレティコ・マドリー(スペイン)が対戦した。FWクリスティアーノ・ロナウドがハットトリックを記録し、ユベントスが3-0で勝利。2試合合計3ー2で大逆転を成し遂げた。なお、準々決勝の組み合わせ抽選会は15日に行われる。

 敵地での第1戦を0-2で落としたユベントス。DFアレックス・サンドロは累積警告の出場停止で、DFマッティア・デ・シリオは負傷で欠場となり、DFレオナルド・スピナッツォーラが欧州CL初先発となった。4-3-3の布陣で右サイドバックにはDFジョアン・カンセロを、2CBにはDFレオナルド・ボヌッチとDFジョルジョ・キエッリーニが並ぶ。中盤にはMFエムレ・カン、MFミラレム・ピャニッチ、MFブレズ・マトゥイディ。前線にはFWフェデリコ・ベルナルデスキ、FWマリオ・マンジュキッチ、そしてFWクリスティアーノ・ロナウドが配置された。

 先勝のアトレティコはDFフィリペ・ルイスとDFリュカ・エルナンデスが負傷で、さらにFWジエゴ・コスタとMFトーマス・パルテイが出場停止でメンバー外となった。4-4-2の布陣で、最終ラインには第1戦で得点を挙げたDFディエゴ・ゴディンとDFホセ・ヒメネスが最終ラインに並び、右SBにDFサンティアゴ・アリアス、左SBにDFフアンフランが配置される。中盤はMFコケ、MFロドリゴ、MFサウール・ニゲス、MFトマ・レマル。前線にはFWアントワーヌ・グリーズマン、FWアルバロ・モラタが起用された。

 得点が欲しいイタリア王者は試合開始からフルスロットル。前半4分には左CKから混戦となり、キエッリーニがゴールに押し込むが、C・ロナウドのGKヤン・オブラクへのファウルが取られてノーゴールとなる。一方、アトレティコも守備を固めながらチャンスを狙う。前半22分にはコケがPA手前から右足シュートを放つも、わずかにゴール枠外へとはずれた。

 前半27分にユベントスが待望の先制点。中盤でカンがボールを奪うと、ベルナルデスキが左サイドにボールを運び、アーリークロスを放つ。ファーサイドのC・ロナウドがフアンフランの頭上からヘディングシュートを叩き込んだ。ファーストタッチで得点を挙げたC・ロナウドは自身が持つ欧州CL史上最多得点記録を更新し、122ゴール目とした。

 勢いに乗るユベントスは守備も健在。前半はアトレティコに枠内へのシュートを許さず、1-0で前半を折り返した。

 勝利を奪うためには追加点が欲しいユベントス。すると後半開始からC・ロナウドが再び躍動する。後半4分、右サイドからカンセロがクロスを上げると、C・ロナウドが再び強烈なヘディングシュート。オブラクのセーブに阻まれるが、ゴールラインテクノロジーによりボールがゴールラインを割ったことが認められ、ユベントスの2点目となった。C・ロナウドの怒涛のドッピエッタ(1試合2得点)により、2試合合計2-2と同点に追いついた。

 いまだ枠内シュート0本のアトレティコは流れを変えるべく、後半12分、レマルに代えてFWアンヘル・コレアを投入。コケを左サイドに移動させ、コレアは右サイドに配置された。一方、ユベントスは同22分、躍動したスピナッツォーラを下げ、FWパウロ・ディバラが途中出場する。さらにアトレティコは同32分にアリアスに代えてFWビトーロがピッチに入った。

 ユベントスは後半35分にマンジュキッチを下げ、8日のセリエA第27節・ウディネーゼ戦(〇4-1)で2得点を挙げた19歳のFWモイーズ・キーンを投入。するとその2分後、キーンは相手の最終ラインを突破し、PA左から左足シュート。ゴール右外にはずれるが、さらにユベントスに得点の匂いをもたらした。

 するとユベントスは後半39分に奇跡を起こす。ベルナルデスキがPA内でコレアに背中を押されてPKを獲得。キッカーはC・ロナウド。冷静にゴール左に決め切ってトリプレッタ(1試合3得点)を達成し、3-0としたユベントスは2試合合計で3-2と逆転に成功した。

 3得点のC・ロナウドは欧州CL得点記録を124ゴールに伸ばし、最高の逆転劇を演出。試合はそのまま終了し、ユベントスが準々決勝に駒を進めた。

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