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ユース育ちのFW滝裕太が磐田沈める一発!清水が“静岡ダービー”で今季初白星

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FW滝裕太が決勝点

[3.13 ルヴァン杯第2節 清水1-0磐田 アイスタ]

 今季最初の“静岡ダービー”は、清水エスパルスに軍配が上がった。13日、ルヴァン杯グループリーグ第2節が行われ、IAIスタジアム日本平ではD組の清水とジュビロ磐田が対戦。ユース育ちの19歳、FW滝裕太のゴールを守り抜いた清水が1-0で勝った。

 黒星スタートとなった清水は、9日のJ1第3節で札幌に2-5で敗れて公式戦未勝利(1分3敗)が続いている。先発はGK六反勇治とMFエウシーニョを除く9人を変更し、今季初勝利を目指す。対する磐田は、前節・G大阪を1-0で下して白星発進。先発はDF大南拓磨を除く10人を入れ替え、2連勝を狙う。

 リーグ戦で勝利がない両者。ダービーでの勝利を浮上のきっかけにしたいところ。試合は、高いセカンドボールの回収率で磐田が主導権を握る。チャンスは前半43分だった。右SB石田崚真が上げたクロスをエリア内でFW小川航基がおさめ、フリーのMF上原力也に落とす。上原は左足で狙い澄ましたシュートを放つが、惜しくもクロスバー上に外れた。

 前半はシュート1本と決定機を作れなかった清水。それでも、後半の立ち上がりに均衡を破った。PA外でパスを受けたGK三浦龍輝に滝がプレッシャーをかけ、パスミスを誘発。エウシーニョがカットすると、遠い位置から滝がスライディングシュートを放つ。これが無人のゴールに吸い込まれ、劣勢だった清水が先制した。

 2018年にトップチームに昇格した滝は、ここまで公式戦4試合で3得点。勝利から遠ざかっているチームの中で奮闘している。清水は後半10分、相手のタックルで足を痛めたDF二見宏志がDF立田悠悟との交代を余儀なくされる。一方の磐田も21分に2枚替え。小川航とMF藤川虎太朗を下げ、FW中山仁斗とMF荒木大吾を投入。中山は移籍後初出場となった。

 追加点が欲しい清水。後半23分、PA右手前からFW鄭大世が中央へ送ると、こぼれ球を拾ったMF石毛秀樹がPA右に入って右足を振り抜く。これはGK三浦に阻まれるも、32分に石毛がエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを鄭大世が務めたが、渾身の右足シュートはGK三浦に完璧に読まれ、絶好のチャンスを逃した。

 相手のショックにつけ込みたい磐田は、後半34分にDFエレンを下げてMF針谷岳晃を投入。直後の35分、荒木のドリブル突破から石田がシュートを放つもクロスバーを叩き、42分にも中山の鋭いシュートが右ポストに阻まれた。アディショナルタイム1分には、中山が競ってPA中央にこぼれたボールをFW中野誠也が右足で狙うが、GK六反勇治がファインセーブ。最後までゴールネットを揺らすことができなかった。

 試合は1-0のままタイムアップ。清水が今季公式戦5試合目にして初勝利を手にした。なお、第3節は4月10日に行われ、清水はホームでG大阪、磐田はアウェーで松本と対戦する。

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