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「日々もがいている」今季出場ゼロの35歳川島永嗣が胸中吐露…チームは31日にリーグ杯決勝へ

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今季はいまだ出場ゼロのGK川島永嗣

 フランス・リーグアンのストラスブールに所属するGK川島永嗣(35)が自身のブログを更新。昨夏に加入したクラブでの現状を語った。

 自身のブログ(http://globalathlete.jp/eiji-kawashima/1191)を約2か月ぶりに更新した川島。「ヨーロッパの生活ももう9年目」とここまでの道のりを振り返り、「9年目にもなると、空気感で季節が変わるのを感じるようになると、自分もこっちに来てからいろんなものを経験してきたのだな、と感じさせられる」と胸中を吐露した。

 川島は2010年7月にベルギーのリールスに移籍し、欧州挑戦がスタート。12年7月には同国内のスタンダール・リエージュに加入も出場機会が減少して14-15シーズン限りで退団となった。その後は練習参加を重ねて移籍先を探し、15年12月にスコットランド・プレミアリーグのダンディー・Uに加入。チームの降格とともに退団となり、16年8月にフランス・リーグアンのメス、そして昨夏にストラスブールへと渡った。

 メスでは第3GKから正守護神に上り詰めたものの、ストラスブールではいまだ公式戦出場はゼロ。「先週末のLyon戦で約2か月ぶりにベンチに入った。GKというのはつくづく難しいポジションだ」と一人しか出られない過酷さを口にする。

「ポジションは1つしかないし、そのポジションは頻繁に変わることはない」

「12月、年末にはベンチに入る回数が増えてきたことで、少しずつだけど、状況を変えられているという自信があった。でも年が明けると、カップ戦以外はベンチにすら入れない日々が続いていた」

「日々もがいている。1日1日、何か変えられるのではないかと思ってトレーニングしているし、何がこの状況において自分にできるのかを考え抜いている」

 ストラスブールはクープ・ドゥ・ラ・リーグ(仏リーグ杯)決勝に進んでおり、31日で頂点に上り詰めれば、川島もタイトルを手にすることになる。しかし、「自分の目標はあくまで試合に出ること、そして、より高いレベルのパフォーマンスを出すこと」と定位置確保を諦めることはない。

「状況がどうであれ、自分は自分に変わりはないし、目標を変える必要はないと思っている。それが自分自身が選んだ道。どんな状況においても、ただただ前に進み続けたい」

 3月20日には36回目の誕生日を迎える川島。欧州挑戦はまだ終わらない。

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