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伊野波が電撃加入の横浜FCでデビュー「そこまで悪くなかった」

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伊野波が横浜FCでの初戦を迎えた

[3.16 J2第4節 横浜FC1-2新潟 ニッパツ]

 2月に横浜FCへの加入が発表になった元日本代表DF伊野波雅彦が、新天地でのデビューを飾った。開幕4戦目の先発出場となり、3バックの一角を担った。

 しかしチームは1-2で敗戦。今季早くも3敗目を喫してしまった。「セットプレー2つでやられたので、もったいないなというのはありますね」。後半43分にイエローカードを貰ったプレーで与えたFKが決勝点に繋がってしまったこともあり、33歳ベテランDFも声を落とした。

 昨季まで神戸に所属。だが新チーム始動日となった今年1月17日に電撃退団が発表になった。横浜FC入りが発表になったのは、それから1か月後の2月18日。キャンプに参加することができず、難しいコンデション調整を強いられていた。

 それでも伊野波にはJ1で通算240試合を超えるキャリア、高い経験値がある。「キャンプが出来ない中でも少しづつコンディションを作ってきたので、そこまで悪くなかった」と自身の“デビュー戦”に及第点を与えると、「もう自分の心は整理できている。契約をしてもらえているし、失礼のないように、一年間通して横浜FCのために、自分の力を出すだけ。それだけですね」と言い聞かせるように話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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