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敗戦から切り替え…東京V藤本寛也、欧州遠征でアピール誓う「U-20W杯は絶対に」

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途中出場したU-20日本代表MF藤本寛也

[3.16 J2第4節 東京V 2-3 栃木 味スタ]

 今季、ギャリー・ジョン・ホワイト新監督を招聘した東京ヴェルディ。新体制でまだ勝ち方を模索している段階だが、19歳MF藤本寛也は2年連続の開幕スタメンからここまで全4試合に出場。この日は後半34分から途中出場も、ボールに絡む回数は限られ、チームは勝利を逃した。

 敗戦から切り替え、18日からのU-20日本代表欧州遠征に集中する。昨年はインドネシアで開催されたU-19アジア選手権を戦い、U-19日本代表の主力として奮闘。ヴェルディ仕込みの技術、精度の高いパスでリズムを作り、アイディア光るプレーで攻撃の起点となった。現在、チームではより攻撃的な位置を担っているが、代表ではボランチが主戦場。「ボールを前に運ぶ力、スルーパスで貢献したい」と好感触を持っている。

 同大会ではU-20W杯出場を懸けた大一番、準々決勝インドネシア戦でも先発を務めた。しかし、開始13分で左膝を負傷し、涙の途中交代を余儀なくされた。ピッチを退いたあとにチームは2ゴールを奪い、ポーランド切符をつかみ取った。今回はそれ以来の代表招集となる。

 U-20ワールドカップ開幕まであと2か月。選手としてステップアップを目指す上でも、必ず経験したい大会だという。「U-20W杯には絶対に出場したい。絶対に出てアピールしたい」と言葉に力を込めた。

 2014年のU-16アジア選手権はチームの10番を付けて戦ったが、惜しくも準々決勝で敗退。U-17W杯出場を逃し、世界大会の雪辱の場としても位置付けてきた。「あれからずっとU-20W杯に出たいという気持ちを持っていたし、常に目標としてきた舞台」。世界の猛者と戦うため、大会メンバー入りに向けて気合は十分。「遠征では攻守にいい部分を出して、運動量を増やしながらアピールしたい」と決意をにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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