beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

[新人戦]「より厚みのあるチームへ」米子北がセット2発で前回王者・岡山学芸館に逆転勝ち

このエントリーをはてなブックマークに追加

米子北高岡山学芸館高に雪辱勝利

[3.16 中国高校新人大会1回戦 岡山学芸館高 1-2 米子北高 山陽高G]
 
 米子北が1回戦屈指の好カード制す! 第11回中国高校サッカー新人大会が16日に開幕し、前回大会優勝の岡山学芸館高(岡山3)と米子北高(鳥取1)が激突。米子北が2-1で逆転勝ちした。米子北は17日の準々決勝で崇徳高(広島1)と戦う。

 過去2年間、プレミアリーグで戦ってきた米子北はエネルギーを持って新シーズンをスタートしている。どうしても相手に主導権を握られる中での戦いが続いたプレミアリーグ時代。そこに再び上がって戦う力を身につけるためにトレーニングメニューから見直し、新たなチャレンジを進めているという。より「厚みのあるチーム」となってプレミアリーグへ。中村真吾監督は「(プレミアリーグで戦っていくためには)チームとしての厚みがいる。落ちてみてまだまだ厚みが足りないことが分かった。何か変えていかないといけないことが分かった」と分析するように、米子北は前向きに変化してプレミアリーグ復帰、全国上位を目指す。

 この日の対戦相手は過去2年間、中国新人大会で敗れている岡山学芸館。その岡山学芸館は主将のMF大山宣明(2年)らを負傷で欠く陣容だったが、エースFW岡田知也(2年)とMF須賀大貴(1年)の2人で攻め切って見せるなどアタッカー陣が力を発揮する。そして前半8分、敵陣PAで岡田が一度失ったボールを奪い返すと、最後は大山がGKをかわしながら先制点を決めた。

 だが、米子北はセットプレーで同点に追いつく。15分、右サイド後方からのFKをMF林莞太(1年)が蹴り込むと、ファーサイドのFW崎山友太(1年)がDFと競りながらヘディングシュート。これがゴール右隅に吸い込まれて同点に追いついた。

 1回戦屈指の好カードは実力伯仲。互いに攻め合った。長身MF小山鐘生(1年)と10番MF山田龍之介(2年)を中心としたポゼッションから幅を使って攻める岡山学芸館は、左MF末瀬由太郎(1年)の突破力などを活用。対する米子北は切り替えの速い攻撃から左MF原田海(2年)がDFをかわして前進したほか、CKからU-18日本代表の188cmCB高橋祐翔(2年)がヘディングシュートを放つ。

 後半、よりゴール前のシーンを作り出していたのは米子北の方だった。右クロスに注目の左SB岡田大和(2年)が走り込んで左足ダイレクトボレー。またMF横山凌雅(1年)の決定的なヘッドがポストを叩く。
 
 そして18分、林の右FKに横山が頭から飛び込んで折り返す。最後はMF後藤佑也(2年)が左足でゴールへ流し込み、米子北が勝ち越した。この後も、米子北はCKから高橋の放った強烈な右足シュートや、カウンターからFW植田葉月(2年)の抜け出しなどで決定的なシーンを作り出したのに対し、岡山学芸館はGK國本希来(2年)中心に凌いで食い下がる。だが、反撃は高橋やCB荒川莉音(2年)に跳ね返され、2点目を奪うことができなかった。

 2-1のまま試合終了。逆転勝ちした米子北の岡田は「今日までに練習してきたセットプレーで逆転できたのは良かったと思います。まずは中国大会で優勝。プリンスリーグ、インターハイ、選手権で良い結果を出せるためのスタートにしていきたい」と意気込んだ。特徴的な選手が多いという今年、米子北は結果を出しながら、まとまりや逆境を跳ね返す力などを身に着けてチームとしての厚みも増す。

(取材・文 吉田太郎)

TOP