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[新人戦]前回の中国王者・岡山学芸館は逆転負けも、攻撃力示して1年生MF須賀がゴール

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前半8分、岡山学芸館高MF須賀大貴がGKをかわしながら先制ゴール

[3.16 中国高校新人大会1回戦 岡山学芸館高 1-2 米子北高 山陽高G]

 前回王者の岡山学芸館高は、逆転負けで初戦敗退。だが、選手権にも出場したMF大山宣明主将(2年)ら主力候補を複数欠いた中でも多くの時間帯でボールを支配し、幅を広く使った攻撃で米子北高を苦しめた。

 前半8分にはエースFW岡田知也(2年)とMF須賀大貴(1年)のコンビで先制点。この2人やMF末瀬由太郎(1年)が仕掛け役となり、相手にプレッシャーをかけていた。4月からの加入組を含めて特に中盤から前については充実の陣容。高原良明監督はいずれも初めて中国新人大会優勝、選手権で2勝した昨年のチームよりも「前は良いと思います」と期待感を口にしていた。

 結果は敗れたものの、今年も力があることを示した岡山学芸館。今後、競争の中で個々が成長を遂げ、セットプレーから2失点した守備の整備や、連係面を向上させてプリンスリーグ中国開幕を迎える。

 選手権後には大型GK八井田舜(3年)が、同校史上初となる日本高校選抜入り。シュートストップや高さという武器を示し、青森山田高GK飯田雅浩や東福岡高GK松田亮というプレミアリーグ勢のGKと守護神争いを繰り広げてきた。指揮官は「(下級生たちの)刺激になっていると思います」と喜んでいたが、今年の選手たちもチームとして、個人として、歴史を塗り替えた昨年に負けない活躍を目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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