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“監督でも”東京五輪を目指す本田「やれることはやりたい」

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U-23カンボジア代表を率いるMF本田圭佑

[3.16 Aリーグ第22節 メルボルン・V 2-1 ブリスベン・ロアー]

 MF本田圭佑の所属するメルボルン・ビクトリーは16日、オーストラリア・Aリーグ第22節でブリスベン・ロアーをホームに迎え、2-1で勝利した。先制アシストを記録した本田はこの一戦を振り返りつつ、指揮官として今月末に迎えるU-23カンボジア代表の活動についても言及している。

 12日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2節・広島戦(1-2)で凱旋ゴールを挙げた本田は、中盤で公式戦5試合連続の先発出場。前半24分にスルーパスでFWコスタ・バーバルーゼスの先制点を演出し、今季5アシスト目を記録した。チームは前半39分にもバーバルーゼスのゴールでリードを広げると、後半に1点を返されたが、2-1で逃げ切りに成功。リーグ戦5試合ぶり、公式戦7試合ぶりとなる白星を挙げた。

 有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)で配信されている試合後インタビューによると、本田は「嬉しさよりも、安堵感の方が強いですね」とコメント。「内容はそんな褒めれたものじゃなかったですけど、勝てたことでみんなの脳にポジティブなマインドが芽生えてくるんじゃないかと思います」と約1か月半ぶりの勝利がもたらすであろう効果を語った。

 オーストラリア・Aリーグはインターナショナルウィークにより、一時中断となる。本田はこの期間中にU-23カンボジア代表の監督として、AFC U-23選手権2020予選に臨む予定だ。同予選は、来年1月にタイで開催される東京オリンピック予選を兼ねたAFC U-23選手権の出場が懸かる大会。23歳以上のオーバーエイジ枠で東京五輪出場を狙うことを公言している本田だが、指揮官としても東京五輪に向けた道を進むことになる。

 予選開催地のカンボジアはグループHに入り、22日にオーストラリア、24日に韓国、26日に台湾と対戦する予定。本田は相手について「いや、全然わかんないです。まずオーストラリアと韓国のチーム力がまったくわからないんで」と明かし、「カンボジアに着き次第、しっかり分析したいと思います」と話した。

 予選はグループリーグの各組1位と、2位チームのうち上位4チームが突破となる。選手・指揮官として慌ただしいスケジュールをこなす中、本田は「監督の力なんて微々たるものですけど、やれることはやりたいなと思ってます」と意気込んだ。

※有料メルマガのコメントは許可を得た部分を使用しています。

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