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FC東京が4年ぶり首位浮上!!決勝点のFW永井謙佑は古巣戦3戦連発に「気まずい」

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決勝点を決めたFW永井謙佑

[3.17 J1第4節 FC東京1-0名古屋 味スタ]

 思わず苦笑いを浮かべた。今季初ゴールとなる決勝点を決めたFC東京FW永井謙佑は試合後のヒーローインタビューで古巣の名古屋相手に3戦連発となったことを聞かれ、「気まずいですね」と声を落とした。

 名古屋サポーターも聞いている場内インタビューだからというわけでもない。ミックスゾーンでも同様の質問が出たが、「気まずいですね」という言葉を繰り返し、「ここまで来ると申し訳ない」と複雑な表情を浮かべた。報道陣の「古巣キラーですね」という質問には「やめてください」と首を横に振った。

 福岡大卒業後の11年に名古屋に入団。スタンダール・リエージュへの期限付き移籍を挟み、16年までプレーしたが、名古屋のJ2降格に伴い、17年からFC東京に移籍した。試合前の選手紹介でも永井の名前がコールされると、名古屋サポーターからはブーイング。しかし、ピッチでは最終ラインを高く保つ名古屋守備陣に対し、永井の俊足は強力な武器になった。

 チャンスは試合開始早々に訪れた。前半4分、MF東慶悟のスルーパスに永井が反応。最終ラインの背後を取り、ドリブルでPA内に進入したが、GKと1対1から放ったシュートはゴール右に外れた。「トラップもよくて、どこでも打てる位置にあって、逆に焦って外した」。絶好の先制機を逃したが、スコアレスで折り返した後半9分、再び東のスルーパスに抜け出した。

 背後から追ってくるDF丸山祐市の位置もよく見て、前に体を入れながら中に切れ込んだ。「2本目はマル(丸山)の位置も見えていて、中に入って、自分がシュートを打ちやすいコースに入って、シュートを打った」と、今度こそGKとの1対1を冷静に制した。永井はこれが待望の今季初ゴール。昨年4月28日の名古屋戦(○3-2)、昨年10月7日の名古屋戦(○2-1)に続いて古巣戦3試合連続ゴールとなった。

 最終ラインを高く保つ名古屋に対し、シンプルにその背後を狙うのは作戦どおりだった。MF高萩洋次郎は「ちょっとラフというか、見ていないというか、無理な体勢でも相手の背後にボールを送ることができれば相手は嫌がる。DFラインが高いので、その背後をみんなが練習から意識してきたことが結果につながった」と胸を張る。

 永井も「蹴る瞬間に(名古屋が)一回ラインを上げるのは分かっていた。一緒に下がってから出るというのを意識していた」と指摘。俊足の永井だけでなく、2列目、3列目の選手も含めて後方からの飛び出しを徹底して名古屋を攻略した。「1人目が抜けてもダメなら、2人目、3人目と繰り返して、たまたま僕が抜けたタイミングで点が取れた。積み重ねがうまくゴールにつながった」。守っても強力な攻撃陣を擁する名古屋を完封。開幕3連勝中だった首位チームを撃破し、首位に立った。FC東京の首位浮上は15年4月のJ1第1ステージ第5節終了時点以来、4年ぶり。永井は「僕がFC東京に来てから初めてなのでうれしい」とようやく笑みをこぼした。

(取材・文 西山紘平)
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