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G大阪・宮本采配的中! “右SB”三浦弦太が劇弾「緊張しました」

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劇的な決勝ゴールで勝利に導いたDF三浦弦太

[3.17 J1第4節 川崎F0-1G大阪 等々力]

 完全フリーでパスを受けた。ガンバ大阪DF三浦弦太が劇的な決勝ゴール。スコアレスで迎えた後半アディショナルタイム1分、左サイドでMF倉田秋を追い越したDF藤春廣輝がPA内左のゴールライン際からグラウンダーのクロスを入れると、これが守備陣3人の間を抜け、フリーの三浦が右足ダイレクトで押し込んだ。

 この日は本職ではない右サイドバックを務めたが、こぼれ球を狙って前線に上がり、的確なポジションをとった。普段、センターバックでゴールを狙うのはセットプレーからヘディングで叩く形。「上のボールが来ると思っていた」というラストパスは足元に入ったが、緊張の中で冷静に仕留めた。「なかなかあんなシーンはないので…。緊張しましたけど、入ってよかったです」と表情を緩めた。

「攻撃に出られなかったり苦しい試合が続いたけど、そのなかで全員で体を張って、我慢しながら勝ち点3を取れた」。本職のセンターバックとは対応の仕方も違い、対峙したMF長谷川竜也のスピードに手を焼く場面もあったが、勝利に導く一撃だ。

「失点が続いていたので気になっていた。攻撃的なフロンターレを相手にゼロで終われたことは自信につながる」。ルヴァン杯まで公式戦5試合で10失点。センターバックが本職の24歳はルヴァン杯松本戦(2-1)から2試合連続で右サイドバックを担った。守備立て直しのためにテコ入れした宮本恒靖監督の采配が的中し、G大阪が1-0で勝利した。

「まだまだ監督が求めている守備より、満足できない部分があった」と反省も忘れなかったが、今季初の完封勝利に表情は明るい。「たまに攻撃にいけるのはセンターバックではなかなかないですし、楽しみながらやっていけたら」と前向きに捉えている。

 ゴール&無失点で弾みをつけ、翌日からは22日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(日産ス)、26日の同ボリビア戦(ノエスタ)に向けた日本代表に合流する。「ごっつぁんですけど点も取れましたし、いいアピールをして少しでもチームの力になりたい」と意気込んだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
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