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アジア杯決勝はカタールで見た中島「難しい試合になると思っていた」

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アジアカップは本大会直前に負傷でチームを離脱した

 アジアカップ決勝で日本代表が苦戦するであろうことは予期できていた。本大会直前に負傷離脱したMF中島翔哉(アルドゥハイル)は2月3日にポルティモネンセ(ポルトガル)からアルドゥハイル(カタール)への完全移籍が発表された。その2日前、森保ジャパンはUAEで開催されていたアジアカップ決勝でカタールと対戦。1-3で敗れ、準優勝という結果に終わった。

「決勝はカタールで見ることができた」という中島はそれ以外の試合も「見れるときは見ていたし、カタールの試合も見ていた」という。カタール代表にはFWアルモエズ・アリ、DFバサム・アルラウィ、DFアシム・マディボらアルドゥハイルのチームメイトも数多くいた。特にアリは日本戦でも先制点を決めるなど大会通算9ゴールで元イラン代表FWのアリ・ダエイ氏を超える大会新記録を樹立し、大会MVPにも輝いた。

 決勝に至るまでの戦いぶりも見ていたからこそ、「(決勝が)難しい試合になるとは思っていた」と明かす中島は「日本も決勝に行って、いろんな経験を積めたと思う。それをより成長の糧にして、チームとして成長していければ」と前を向いた。

 そのアジアカップからは実に13人のメンバーが入れ替わった今合宿について「今回はメンバーも代わって、また違うところがある。みんなでより良いサッカーをしていけたらいいし、自分も楽しみながら成長していければ」と、新たな刺激を受けようと笑顔を見せた。22日には南米の強豪コロンビアと対戦する。「まずは自分が一番いいパフォーマンスを出すことが大事。それがチームのためになる。相手は強いチームだけど、ホームでやるし、しっかりいいサッカーを見せて勝てたら」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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