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日本vsコロンビア 試合前日の森保一監督会見要旨

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前日会見に臨んだ日本代表の森保一監督

 日本代表は21日、日産スタジアムで公式練習を行い、22日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦に向けて最終調整した。練習前には森保一監督が公式会見に出席した。

以下、森保一監督の会見要旨

森保一監督
「明日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦に向けて、アジア杯からメンバーを入れ替えて戦うが、日本代表チームとしての目標、目的は変わらない。明日の一戦に向けて最善の準備をして、勝利を目指してチーム一丸となって戦いたい。内容的にこれまで招集していなかった選手も含めて、チームとして経験値を上げて、日本代表の選手層を厚くし、底上げしていければと思っています」

―明日の先発メンバーの考え方は。これまでの序列を重視し、アジア杯のメンバーを優先的に送り出すのか、積極的に実績のある選手を融合していくのか。また、ゲームキャプテンが決まっているか。
「まずチームとしてはアジア杯を7試合戦って、(グループリーグ第3節)ウズベキスタン戦はほとんどのメンバーを入れ替えて変えて戦ったが、基本的に明日のメンバーはアジア杯で主力として戦った選手と、また新たに加わった選手を交えながらメンバー編成をして戦いたい。全部決まったわけじゃないのでアバウトな答えになるが、いずれにしてもアジア杯で主力として戦った選手が全ているわけじゃないので、ミックスして戦うことになると思う。ゲームキャプテンはまだ決まっていない。今日の練習を見て決めたい」

―ロシアW杯コロンビア戦では西野朗監督は「小さな奇跡」ということで意気込みを語っていたが、森保監督はどういった意気込みで日本のサポーターに試合を見せたいか。
「W杯で日本が勝ったとはいえ、コロンビアが世界のサッカーの中でも強豪だということ、コロンビアの強さは変わらないと思っている。そのコロンビアに対して、相手のことも踏まえて戦わないといけないが、相手もW杯からチーム編成が変わり、監督が代わり、戦う中で予想できないこともある。相手が強いことを認識しつつ、大切なのはわれわれが力を発揮すること、ピッチに立った個々の選手が持っている力を全て出し切り、思い切ってプレーすることをやってもらいたいし、チームとしてアグレッシブに戦うこと、試合の流れを読んで粘り強く戦うことをチームとして共有して戦えればと思う。選手個々に関しては自分が持っているものをどんどんアピールしてもらえればと思う」

―純然と結果が求められるアジア杯に比べていろんなトライができると思うが、監督としてトライしたいことは。
「まずはアジア杯でも結果が求められているし、明日のキリンチャレンジ杯においても勝つということは日本代表として戦ううえで応援してくださる皆さんに、ホームですし、勝利を届けられるように、勝つことにこだわって戦ってほしい。チームとしてトライするべきことはトライしていきたいと思うが、選手も大幅にアジア杯から入れ替わっているという中で、ベースの部分を昨日のトレーニング、今日のトレーニングで確認して、より戦術的なベースを選手たちに認識してもらい、今後のチームでのレベルアップにつなげていきたいと思っている。トライという意味では選手がそれぞれ自分の持っているものを全て出し切れるようにということ、そして日本代表の中で存在感を発揮してもらえるように、それぞれのスペシャルな部分を思い切り出せるようトライしてほしい。私自身も監督として、選手がトライすること、チャレンジすることをしっかり後押しできるように、今日の練習から準備していきたい」

―これまで親善試合では全部の選手を使いたいという考えだったが、今回の2試合もそう考えているか。
「基本的にはできるだけ多くの選手をピッチに送り出してプレーしてほしいと思う。その中で自分が持っている特長や日本代表のレベルの中でできること、これからの伸びしろを見せてもらえるようにということをキリンチャレンジ杯の中でもやっていきたい。それは全て約束されているものではなく、トレーニングの中で、代表活動の中で、チャンスを与えられるべき選手にはそうしたいと思うし、トレーニングの中で足りないと思えば違う判断になるかもしれない」

(取材・文 竹内達也)

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