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40度超えの灼熱地獄…横内監督代行「そういう中でも戦える選手を見たい」

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AFC U-23選手権(東京五輪一次予選)に臨むU-22日本代表

 翌22日にAFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)第1節マカオ戦を迎えるU-22日本代表が21日、試合開催地となるミャンマー・ヤンゴンで前日練習を行った。ランニングやボール回しで体をほぐすと、11人対11人のハーフコートのゲーム形式の練習に移行。その後はセットプレーの確認などを行い、約1時間汗を流した。

 ピッチ上の気温は40度を超え、歩くだけでも汗が噴き出す環境にDF板倉滉も「ヤバいっすね」と語り、横内昭展監督代行も「今日の練習をスタートしたときは結構暑かった。真夏の昼と同じ」と苦笑するほどだった。この日の練習のスタートは、翌日のマカオ戦キックオフ同様に15時。練習終了後の16時半ころには風も吹いて、「スタート時の暑さに比べたら」過ごしやすくなっており、「これくらいのキックオフにしてほしい」と冗談を交えつつ語るほど、15時台の暑さは相当なものだった。

 しかし、キックオフ時間は変わらず。気温も大きく下がることもないだろう。「どうしても暑いと『なんで、こんな時間にやらないといけないのか』『わざわざここまで来て』と、ネガティブなことを出そうと思えばいっぱい出てくると思う」と答えつつも、「それをどうにかポジティブに(持っていきたい)」と、この経験がいずれ大きなプラスを生むはずだと選手たちに伝えたという。

「五輪はこの暑さでやらないといけない。それに向けて良いシミュレーションになると、ポジティブな方に選手に語りかけたし、そういう中でも戦える選手、連戦でもクオリティーや走力が落ちない選手を見てみたいと思っている」

 中1日の過密日程で行われる厳しい予選の中で、選手たちは灼熱の環境でも戦えることを示すだけでなく、しっかりと勝利という結果を手にしたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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