beacon

古巣戦で劇的ゴールの甲府FW佐藤「昨日GKにメールで…」「こんなこと言ったら怒られるかも」

このエントリーをはてなブックマークに追加

古巣戦で劇的な同点ゴールを決めた甲府FW佐藤洸一

[3.23 J2第5節 甲府1-1金沢 中銀スタ]

 ヴァンフォーレ甲府は23日、J2第5節でホームに金沢を迎え、1-1で引き分けた。前半に先制を許したが、終了間際に元金沢の新加入FW佐藤洸一が同点ゴールを奪取。新天地デビュー戦で大きなインパクトを残したストライカーは、饒舌に試合を振り返っている。

 32歳の佐藤は2017年から2018年まで金沢に所属。今季から甲府に完全移籍したが、開幕から4試合は出場がなかった。新天地デビューの機会が訪れたのは、0-1の後半38分。MF武岡優斗との交代で前線に入った。

 すると後半アディショナルタイム3分、DF小柳達司のミドルシュートがDF山本義道をかすめ、GK白井裕人が正面に弾いたボールに反応。右足で確実にプッシュし、起死回生の同点ゴールを決めた。自身のJ2通算350試合出場を祝うメモリアル弾。途中出場で大仕事を果たし、甲府をクラブ史上初の開幕5戦負けなし(3勝2分)に導いた。

 試合後のフラッシュインタビューに応じた佐藤は「通算の数字は特に頭になくて、個人的には今日出たら(自身にとって)開幕戦だったので、チャンスをもらったら結果を出そうと。古巣なので負けたくない気持ちはチームで一番強かった」と、この試合に懸けていたことを明かしている。続けて「なかなか難しいゲームになったんですけど、負けを引き分けにできたのはチームとしても大きいですし、個人的にもここで結果を残せたのは大きいかなと思います」と喜んだ。

 また「GKが弾いたボールを狙っていたか」と問われると、「昨日(古巣・金沢の白井)裕人にメールをして『弾いてくれ』っていう風には…言ってないですけど(笑) こんなこと言ったらあとで怒られるかもしれない(笑)」と冗談を飛ばしつつ、「ボールがちょっとリフレクションがあったので、GKにとって難しいボールで詰めることだけ考えていました」と答えた。

 新天地デビュー戦で決めた加入後初ゴール。J2で積み上げた通算得点数も90に伸ばしたが、「まだまだ上を目指して1点1点積み重ねていきたいなと思います」と力強く語った。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J2]第5節1日目 スコア速報

TOP