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J2に吹き荒れる“南国の風”止めたのは雪国山形…琉球に先制許すもDF熊本のプロ初弾で追いつく

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山形が琉球の開幕連勝を止めた

[3.24 J2第5節 山形1-1琉球 NDスタ]

 J2第5節が24日に行われ、5位モンテディオ山形はホームで首位FC琉球と1-1で引き分けた。後半19分に琉球のFW鈴木孝司にPKを決められて先制を許したが、PK献上のDF熊本雄太が同43分に同点弾を奪取。琉球は開幕からの連勝が4で止まったが、2位の柏と勝ち点1差で首位をキープした。

 3連勝中の山形は前節・大宮戦(1-0)からのスタメン変更はなし。開幕4連勝で首位を走る琉球も、前節・徳島戦(2-1)と同じ先発メンバーで臨んだ。

 3試合連続クリーンシート中のJ2最北・山形と、リーグ最多11得点の攻撃力を誇るJ2最南・琉球による“ほこたて対決”。2戦連発中のFWジェフェルソン・バイアーノを軸に攻撃を仕掛ける山形に対し、琉球も4試合5ゴールで得点ランク首位に立つ鈴木にボールを集めて敵陣に攻め入る。

 前半23分、山形の熊本がロングボールを送り、右サイドに流れて受けたJ・バイアーノがドリブル突破。厳しくマークされながらも強引に運び、PA内右から右足でシュートを打つが、ゴール左に外れる。

 琉球も前半24分に鈴木がファウルを受け、敵陣やや左でFKを獲得すると、キッカーのMF上里一将が遠めから左足でブレ球シュート。しかし、ゴール右外にそれた。同41分には上里の縦パスを起点とした崩しから古巣対戦のMF風間宏希が右足でループシュートを打つが、ゴール上のネットに落ちた。

 一進一退の攻防が続いた中、先にゲームを動かしたのは琉球。後半17分にMF富所悠がPA内左で熊本のファウルを受け、PKを獲得する。同18分にキッカーの鈴木が右足でゴール左にシュートを放つと、GK櫛引政敏に読まれてストップされるが、櫛引が先に動いたとしてイエローカードを提示された。

 PKはやり直しとなり、再びキッカーを担った鈴木はGK櫛引の逆を突き、右足でゴールやや左に蹴り込む。鈴木の2試合ぶりとなる今季6得点目で後半19分に琉球が先制した。

 4試合ぶりに失点を喫した山形。後半27分に右サイドのMF三鬼海が高精度のクロスを送り、途中出場のFW大槻周平が戻りながら頭でジャストミートするが、わずかにゴール右へ外れた。

 それでもホームで意地を見せ、後半43分に追いつく。右サイドのFKからキッカーの三鬼がクロスを入れ、PA内中央で大槻がつぶれると、こぼれ球に反応したJ・バイアーノが至近距離からヘディングシュート。右ポストに当たるも、跳ね返りを熊本がヘッドで押し込む。大卒2年目の熊本はPK献上を自ら帳消しにするプロ初得点を挙げた。

 試合は互いに譲らず、1-1のまま終了。両チームとも連勝がストップしたが、山形は4戦負けなし(3勝1分)、琉球は5試合無敗(4勝1分)となった。

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