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監督交代も千葉、5戦未勝利で最下位に…9季ぶり指揮江尻監督「ポジティブに捉えたい」

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千葉は最下位に転落した

[3.24 J2第5節 千葉1-1京都 フクアリ]

 監督交代を行ったジェフユナイテッド千葉だが、ホームで京都サンガF.C.と1-1でドロー。J2唯一の未勝利で最下位となった。

 開幕から勝ちがなく、4戦10失点と守備が崩壊していた千葉は、17年から攻撃サッカーをかかげて改革を進めてきたフアン・エスナイデル監督を解任。江尻篤彦コーチの9年ぶりの監督復帰を決断した。

 変化を求めた指揮官は、システムを3バックに変更。前半21分にミスからボールを奪われて失点したが、後半31分にセットプレーからDF新井一耀のゴールで追いつくと、終盤も猛攻を仕掛ける粘りをみせた。

 結果はドローで勝ち切れなかったが、江尻監督は「ポジティブに捉えたい」と話した。「1週間、厳密には4日くらいの中で準備をさせてもらいましたけど、準備したことを遂行してよく戦ってくれた」とイレブンを称えた。

「選手が自立して一歩前に出ることが次のステップに向けて重要だと思っている。判断の要素を増やしてあげて、その中で明確な基準となるものを増やしていきたい」

「メンタルの部分を少しでもポジティブに。勝ち点3が一番のエネルギーになると思うが、やれることはトップはいろんなことというより小さいことの積み上げだと思う」

 9季ぶりの指揮は再び大仕事となる。前回の2009年は、J1で不振にあえぐチームを託されたが、同年J2に降格。翌年は1年でのJ1復帰を目指してJ2を戦ったが、4位で昇格を逃し、チームを離れることになった。

 2013年に復帰してからはコーチなどを歴任していたが、再び不振のチームを託されることに。選手時代も過ごした千葉への熱い想いを持つだけに、同じ“失敗”をするわけにはいかない。

「ずっとこのクラブにいるが、このフクアリの雰囲気はものすごい。今の苦しい状況でも応援してくれるジェフのサポーターがいることが僕のエネルギーになっている。次は勝ち点3を取れるようにしたい」

(取材・文 児玉幸洋)
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