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韓国戦も終盤まで0-0で耐えたボリビア監督、強みは「強固な守備」

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ボリビア代表のエドゥアルド・ビジェガス監督

 26日のキリンチャレンジカップで日本代表と対戦するボリビア代表が25日、試合会場のノエビアスタジアム神戸で公式練習を行った。練習前にはエドゥアルド・ビジェガス監督とGKカルロス・ランペが公式会見に出席。今年1月に就任したビジェガス監督は「私たちは新しいプロセスをスタートさせている段階」と、6月にブラジルで開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)に向けた貴重な強化試合と位置付けた。

 就任初戦となった今月3日のニカラグア戦は2-2の引き分け。22日には韓国の蔚山で韓国代表と対戦し、0-1で敗れた。「韓国とインテンシティーの高い試合をした」という一戦は後半41分に失点するまで0-0という膠着した展開だった。

「ボリビア代表は新しいチームで、それを構成する選手たちの平均年齢は24歳。新たな代表チームのプロセスはスタートして2か月ぐらいで、その間に2試合戦ったが、U-20南米選手権に出場した若手も起用している。彼らの存在がこの代表チームに徐々に変化をもたらしつつある」

 今回の来日メンバー23人の平均年齢は25.22歳。U-20世代の選手も2人いる。「ボリビア代表の特徴として挙げられるのが強固な守備」と話す指揮官は「現時点ではいい手応えを得ているので、このままコパ・アメリカに向けて準備を進めたい」と力説。日本戦で主将を務める予定のランペは「W杯に出場するようなチームと対戦することで自分たちが今どんな状態にあるのか、自分たちに何が足りないかが見えてくる。日本戦ではポジティブな結論を導き出して、同時に自分たちの課題が何であるかも見出したい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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