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本格強化5年で全国16強の龍谷、新主将・鵜木「最後まで切らさない、走り切れるチームを作りたい」

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龍谷高の新主将、MF鵜木亮良

 佐賀の新鋭、龍谷高は本格強化開始から5年目の18年度全国高校選手権に初出場。全国初陣で1勝を挙げてベスト16という結果を残した。

 新チーム結成直後の佐賀県新人戦は準決勝で敗れたが、選手たちはその悔しさをバネにインターハイ、選手権へ向けて再スタートを切っている。昨年、下級生で唯一レギュラーを務め、2月に新チームの主将に就任したMF鵜木亮良(2年)が今シーズンへの意気込みなどを語った。

―新チームのスタートは悔しい敗戦もあった。現状は?
「去年のように『やる』とは言っているんですけれども、口だけになってしまっている。しっかり自分がやらせるようにしたい」

―今年はどのようなチームにしたいと考えている?
「しっかり日本一を目指して、自分たちの意識が今すぐ変われば無理な話ではないと思う。ここからでも巻き返しは可能だと思うので、しっかりと一人ひとりの意識を変えてやっていきたいと思っています」

―龍谷に進学した理由は?
「試合を見に来た時に一人ひとりがハードワークして、1対1も強くて、このチームだったら全国に行けると思ったので」

―ハードワークは龍谷の伝統にしようとしている部分。
「しっかり、もっとこれから走り込みでも自分と向き合って、絶対に相手に走り負けないチームになっていけたらと思っています」

―今年のチームの手応えは?
「まずは数人だけでも良いので、数人でも変わったら、周りの人も付いて来てくれると思うので、まずは自分を含めてリーダー格になっている人に意識を変えてもらって、そこから全体を引っ張っていきたいです」

―個人的にはどんなプレーをしたい?
「去年もやっていたんですけれども、泥臭く、しっかり球際のところでは強く、絶対に走り負けずに最後まで勝ちを諦めずにやっていきたいと思っています」

―昨年はCBで今年はボランチやFWということだが、元々はボランチ?
「元々はボランチで去年の新人戦は左ワイドで、その後CBをやってきました」

―前のポジションはまた違うと思うが?
「(前には)点数を取れる楽しさがあります。でも、どれだけ点数を取っても、DFが無失点に抑えないと勝てない。DFも大事。自分はどこでも自分の役割を果たしたいと思っています」

―選手権のベスト16を振り返って。
「最後の秋田商戦は残り数分でやられたんですけれども、残り20分を切ったくらいから流れを持っていかれてしまった。走り込みが足りなかったのと、自分がDFリーダーとして一旦落ち着かせることができていたらもっと上に行けたと思います」

―もっと上に行けたという感覚がある。
「その後の流経(流通経済大柏)対秋田商の試合(準々決勝)を見ても、自分たちの入りの強さがあれば(流経大柏から)自分たちも点が取れたと思う。最後粘りきれる力があれば、上に行けると思う。最後まで切らさない、走りきれるチームを作りたい」

(取材・文 吉田太郎)

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